ちゃたらーのお昼休み

会場 中野ザ・ポケット
演出

【A班】佐藤治彦(経済とH)、詩森ろば(風琴工房)、谷賢一(DULL-COLOREDPOP)、中嶋康太(Mrs.fictions)、

【B班】奥山雄太(ろりえ)、瀬戸山美咲(ミナモザ)、中村暢明(JACROW)、松枝佳紀(アロッタファジャイナ)


サイト http://nipponnomondai.net



「日本の問題」では、小劇場劇団8団体、学生劇団6団体、全14団体それぞれが「日本の問題」と思うことを演劇化します。そもそもこんな企画を思いついたのは、twitterとかやっていて、ひところよりも、だいぶ政治的なことを日本人が普通に語り始めているなと思ったことがきっかけとしてあります。ちょっと前は、政治的に頑固な人しかそういうことは言わなかった気がします。国が国なら国民も国民で、経済偏重というか、政治について語るのは野暮というような雰囲気があったと思っていて、でもそれが随分と変わってきている。で、じゃあ、ここで政治経済っぽいことをテーマに演劇祭でもしてみようと思ってこういう企画を立ち上げました。その後、震災があって、こんな企画をやってもどうだろうとちょっとは迷ったのですが、今になってみると震災を契機に、政治の季節って言うんですか?は進行している感じがしていて、やはりこの企画はやってよかったなと思っています。で、僕が見てもらいたいなと思うのは、こんなにも意見が多様にあるってことです。「日本の問題」ってことで演劇を作るとしても、こんなにも多様な見方がある、こんなにも多様な表現がある、こんなことをやっちゃうんだってことに驚いてもらえればと思っています。劇団の主宰の年齢でいえば19歳から50歳までいます。そういう多様性も含め、こんなにも沢山の「想像力」がいまの日本にあるって素敵だなと思える企画になればいいなと思っています。

(「日本の問題」企画者 松枝佳紀(アロッタファジャイナ))



11月28日 家人と一緒に観劇。

劇場にはいつも開演30分前には到着してます。この日もその計算で武蔵小金井の駅に着きましたら、たった今高円寺駅で人身事故があり中央線が上下とも運転停止、復旧時間は約1時間後の13時40分と言うじゃないですか!
げえ・・・・・・


その時間からじゃ絶対に14時に中野には着かない。振替輸送のバスも中野方面には無い。

呆然としてたら、一緒にいた家人が言いました。
「ひと駅でも中野に近づいておこう」


はい、歩きました。中央線の一駅区間って、都心と違って結構あるんですけどね。
それで、電車時間にして5分ぶん稼ぎ、この事故を考慮して開演時間を10分遅らせてくれていたことも幸いし、最初から見ることができました。
関係者の皆様、ありがとう。会場内でお待たせしていた皆様には、すみません。



さて、お芝居。この日はB班です。
思っていたよりも、わかりやすく楽しめました。
震災の後だからか、設定は似たところもありましたが、受け取るメッセージはそれぞれ違いました。

行って良かったです。歩いた甲斐もありました。
A班も楽しみです。


コリッチのサイトにはネタバレで各チームの感想書いたけど、まだ上演中だからこっちはやめておくね。


そうそう、この日のアフタートークは宇野常寛さん(評論家・「リトル・ピープルの時代」著者、らしい)

初めて見る人でしたが、ものすごいマシンガントーク。

4団体の中で、私が唯一気に入らなかった作品を、「これだけがよかった」みたいに誉めていて、頭のいい人とは気が合わないなーと思った次第です。