カムカムミニキーナ
座・高円寺1
作・演出・出演 松村武
出演 八嶋智人、藤田記子、田端玲実、中島栄治郎、佐藤恭子、河野洋一郎、久ヶ沢徹 ほか
誰もが忘れない物語にして時代の記憶を後世に伝える……。
何が本当のことなのか、何が正論なのか。
13日、千秋楽のチケット取りました。
チラシやそこに書かれた紹介文から、かってにコメディーだと思って行きました。
ドタバタか、もしくは「サラリーマンNEO」風のクスッと来るヤツ。
ところが、どっこい。
確かに笑いの要素はふんだんに散りばめられていましたが、見終わる頃には、演劇と虚構とか、現実と自己喪失とか、部屋とYシャツと私とか(嘘、ごめん)、色々考えさせられる重たいお芝居でした。
正直、1回見ただけじゃ、全てはわかりません。
なんとなく、学生時代に観た「夢の遊眠社」に似ているかも。
重いテーマがあるんだけれど、言葉遊びとか驚異の身体能力(この芝居では専ら久ヶ沢徹さんが担当・笑)で煙に巻いてしまうところとか。でも、結局、考えさせるんだよね。
演劇へのオマージュとか、3.11への祈りとか、そういうのも入っていたと思う。
2時間40分、長かった。
ハ嶋さんは、可愛かった。
動きがイチイチ歌舞伎っぽいの。
やっぱ好きだな