昼の部
源平布引滝
一、義賢最期(よしかたさいご)
木曽先生義賢 愛之助
九郎助娘小万 笑三郎
待宵姫 新 悟
進野次郎 薪 車
百姓九郎助 錦 吾
葵御前 春 猿
下部折平実は多田蔵人行綱 獅 童
銘作左小刀
二、京人形(きょうにんぎょう)
左甚五郎 右 近
女房おとく 笑三郎
娘おみつ実は井筒姫 春 猿
奴照平 猿 弥
京人形の精 笑 也
三、江戸ッ子繁昌記(えどっこはんじょうき)
御存知 一心太助
一心太助/徳川家光 獅 童
女房お仲 亀治郎
鳥居甲斐守 愛之助
用人喜内 右 近
大久保彦左衛門 猿 弥
侍女豊乃 吉 弥
鮨勝 薪 車
信濃屋五郎兵衛 錦 吾
柳生十兵衛 門之助
御台所 高麗蔵
酒井忠勝 友右衛門
松平伊豆守 我 當
21日に観に行きました。
『義賢最期』
愛之助があそこまで身体を張ってくれているとは!!
幕間ではおばさま達が「ハラハラしたわねぇ」「バタッと倒れたところもねぇ」と口々に言ってました。
死にかけてからがえらく長いのが、見ていても大変。まあいつものことだけれど(笑)
それにしても小万、迎えに来たダンナがお姫様と手に手を取ってさっさと逃げてしまって、孤軍奮闘で、なんだかお気の毒。
『京人形』
笑也が美しすぎです。人形の役の時にはちゃんと人形に見えました。恐ろしい子!(byガラカメ)
関係ないですが、新橋演舞場の捕り手のみなさんはイケメン率高いですね。
『一心太助』
良かった。獅童のこと、侮ってた。ごめん。
顔そっくりな太助と将軍家光(獅童二役)が入れ替わって、その言動がおかしくてどうこうというのが、ベタなんだけれどすごく笑えた。
そうそう、江戸の情報通鮨勝がイマドキネタを披露する一場面があり、「最近の恋愛事情」とかいって、ゆずの人とあやぱんの結婚とか、鈴木京香と年下男優の熱愛とかを話しだすから、
「絶対、愛之助とつかこうへいの娘の交際宣言の話が出るわ!」
「言っていいの?まさか、ここでおめでとうとか言っちゃうの?!」
と、ドキドキしたのですが、結局、全く出ませんでした!思わせぶりなんだから!!
(ひょっとして、そでで聞いている愛之助を焦らせるためだったりして・笑)
ちなみに獅堂は、歌舞伎ではお約束の役者評判で、「俺は中村獅堂ってえ役者は嫌いだねぇ、女の尻ばっかり追っかけまわして」と自虐ネタで笑いを取ってた。
愛之助の悪役も、門之助の柳生十兵衛も良かった。
高麗蔵の御台所は可愛いところ、おかしいところ、キリッとしたところと見所いっぱい。
亀治郎の女房お仲は、男前だった。
これは、見る価値ありだった。よかった。