松竹Webではチケット完売になっていたのですが、行けば何とかなるだろうという甘い考えで御園座に行ってきました。
名古屋の先の刈谷に行く用事があったからなんですが、その帰りに名古屋でホテル一泊とって、夜昼観ようと画策。
やっぱり、御園座のチケット売り場には席ありました。良席もポツポツ空いています。
世の中はボクにとことん甘い。(←誰かの言葉気に入ってたまに使用)
御園座
第四十七回
吉例顔見世
中村歌 昇改め 三代目 中村又五郎襲名披露
中村種太郎改め 四代目 中村歌昇襲名披露
平成23年10月1日(土)~25日(火)
良席は空いていましたが、御園座ってチケット代が高いんですよ。私の好きな2階の最前列なんて「特別席」とか言って22000円です。ちなみに1階は5列目までが特別席値段(タケノコ除き)。
1階の残り全部と2階の5列目までは1等席20000円。(サイドのみ6列あり)
とても買う気になれませんでした。昼夜見たら4万円だよ。グアム行けちゃうよ。
この写真は私が座った2階の7列ほぼまん中あたりからの眺めです。
2等席の中では1番前です。
どうです?新橋演舞場や歌舞伎座の2階席に比べたら遠い感じですよねー。
花道も3分の1しか見えないし。ま、7列目だからしょうがないけど。
でも、これで12500円だ!
すみません。お金の話ばかり恐縮です。でもね、高いと思うのよ。
その上で思ったんですが・・・御園座って、かなりタダ券を配っていないですか??
というのが、目の前の1等席に座っている御老人たちがとても20000円を払って観に来たとは思えない自由奔放ぶりで、席をたったりおしゃべりしたり。頼むから、芝居中に席移動しないでくれよー。
極めつけは、後ろの方の席のおばサマが「日本生命が配っていた」とか言ってたのだ(^▽^;)
なんだよ。私にもくれよ!!とか思った(笑)
そのおばサマ達の会話の中で「前、新聞でもらったけど席悪かったから返したわ」という話も聞いたので、この高額なチケット代はご招待の価値を高めるためと、そのタダ券のひとの分を補うためのものだなと感じた次第です。
しかし、安くない御見物料を支払った自分が無料招待(に違いない)人たちに邪魔をされるのは、とても不愉快。
たのむから、しゃべるな。だったら、大人しく寝ていてくれ。
隣の席のお姉さんも、役者がしゃべっている時にコンビニの袋をガサガサ言わせて、お菓子を取り出して食べるのはやめてくれ。(でもこの人は御招待じゃなくって自分で買ったんだろうなという感じ。お菓子以外は真面目に観ていた)
歌舞伎なんだから飲み食いは自由だしうるさいことは言うなという声もありますが、本当に飲み食い自由にしたいなら桟敷に行ってやって欲しい。
あ、でも、御園座って桟敷ないんだ。
その上、特別室での飲食はお控えくださいとか放送が流れていた気がする。
なんで?と思った。
放送といえば、いつもの「劇場内では携帯電話の電源をお切りください」という放送に加えて「御園座では劇場内では携帯電話抑止装置を使用していてマナーモードでも着信できません」というアナウンスがあり、あらそれは良いことだわと思っていたのですが、夜の部の「助六」で揚巻が悪態の初音を滔々と語っていた(福助丈見せ場)まさにその時、すごい勢いで携帯が鳴ってました。
通じてんじゃん┐( ̄ヘ ̄)┌
今回、初御園座で驚いたのは、中がえらく広いこと。座るところもいっぱいあって、旧歌舞伎座や新橋演舞場みたいに幕間での席取りの心配はまずありません。
食べるところもいっぱいあります。お土産屋もいっぱいあって、1階のロビーなんかでは歌舞伎関係ないだろって感じの名古屋土産も売ってました。手羽先とか味噌煮込みとか。
そんなこんなで、お芝居の感想は次の御園座②につづく。