ちゃたらーのお昼休み

ポップンマッシュルームチキン野郎


出演 小岩崎小恵, サイショモンドダスト★, CR岡本物語 他
脚本 吹原幸太
演出 吹原幸太

http://tiara.cc/~popn/

<あらすじ>
デビュー十年目のアイドル「源氏物語」は、解散の危機に瀕していた!
平均年齢は三十歳を超え、人気は超低空飛行。
起死回生を賭けた二十万人ライブもメンバーの家族しか観に来ない始末。
所属事務所も倒産の憂き目にあおうとしていたッ!

諦めかけていたその時、メンバーの若紫に、とある権力者から枕営業の誘いがやってくる。
その御方の御寵愛を賜れば、倒産回避は間違いなし!
夢にまで見たスター街道まっしぐらだ!
若紫は勇気を出して枕営業を受けることにするが、その相手とは、
我が日本列島を創造した神の子孫であり(BY日本書紀)御国を象徴するあの御方で!?

そして、このあまりにも喜劇的な二人の出会いが、逃げ場の無い悲劇の始まりを告げる・・・。

ポップンマッシュルームチキン野郎が色んなものを賭けて送るナンセンス皇室サスペンスコメディー!
演劇でしか表現不可能な危険すぎる笑いと、螺旋のように入り組んだ謎が、あなたを待っている。

さあ、洒落を洒落として笑い飛ばせるイギリス人的センスを片手に、君も劇場で陛下に拝謁賜ろうッ!


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最近、小劇場系にもハマっていて、下北沢あたりに出没しています。

こちら観てきました。

前評判も高く、ストーリーも面白そうだったので、ものすごく楽しみにして行ってきました。


結論から言うと、小劇場の楽しみ方というものにまだ私は慣れていないんだなートオイメ←トオイメ

と実感した次第です。


笑いと感動は、確かにありました。が、そのどちらも私には強引過ぎだったなあ。

笑いというのが、いきなり服を脱いでの亀甲縛りとか、役者同士のイジメ(罰ゲーム)。タバスコをたっぷりかけたプリンを無理やり食べさせるとか、回っている自転車のタイヤを尻で挟んで止めるとか。むちゃすぎやろ!!みたいな。

でも会場オオウケ。いえね、私も笑いました。(←笑ってんじゃん苦笑

しかし、ちゃんと芝居ができる役者さんたちなのに、たけし軍団やダチョウ倶楽部がやり尽くしたギャグで無理やり笑わせているのは、もったいないなーと。

もちろん、普通に笑える場面もいっぱいありました。面白い劇団だと思いました。


で、感動の場面については、その前の下品なギャグシーンとの振れ幅が大きすぎてすんなり入り込めなかったというのもありますが、主役T皇陛下の気持ちがいまひとつよくわかりませんでした。

最後なんでそうなるの?みたいな。

多分、私に問題があるんですけどね。本読んでも舞台見ても、登場人物の心の変化とかその描写とかに人より厳しい自覚はあります。

ああいう場面では、みんな感動するよね!泣くよね!という記号的シーンではほぼ泣けないというのは、友達ならみんな知ってるよね(笑)
あ、これって別に小劇場の楽しみ方がどうとかいうのとは関係ないか。


うーん、でも、小劇場見て感じたのですが・・・・・・

観客に役者の知り合いが多く、「ここは笑うところ」「ここは泣くところ」という役者の要求にすんなりのってあげている、そんな感じを受けるんですよね。

だから、アウェイな気持ちだと全く楽しめないみたいな。

小劇場を楽しむ一番のコツって、贔屓の役者を作ることじゃないかなと思った次第です。


そういう意味では、この劇団、なかなか楽しみな役者はそろっていました。

帰りにこの劇団「ポップンマッシュルームチキン野郎」の過去のDVDを購入したのですが、「よーいどん!!死神くん」面白かったです。


なんだかんだ言っても、次回も観に行くと思います。