平成23年度
(社)全国公立文化施設協会主催
西コース
松竹大歌舞伎
平成23年8月31日(水)~9月25日(日)
一、雨の五郎(あめのごろう)
曽我五郎時致 片岡 愛之助
二、義経千本桜(よしつねせんぼんざくら)
下市村茶店の場
同 釣瓶鮓屋の場
茶店
いがみの権太 片岡 仁左衛門
主馬小金吾 片岡 愛之助
若葉の内侍 市川 高麗蔵
弥左衛門 坂東 彌十郎
小せん 片岡 秀太郎
すし屋
いがみの権太 片岡 仁左衛門
お里 片岡 孝太郎
お米 坂東 竹三郎
梶原景時 坂東 薪 車
若葉の内侍 市川 高麗蔵
弥左衛門 坂東 彌十郎
弥助実は平維盛/小せん 片岡 秀太郎
9/25(日)に見てきました。・・・って、アメブロ書いてて思ったんだけれど、オレなんか毎日出かけてね?
モグちゃんの悲しさを紛らわすためでしょうか、きっとそうですね。うん。
さて、この日は巡業の千秋楽。地元立川での公演にもかかわらず、チケット取りに出おくれてしまって二階席しかありませんでした。でも、もともと私は二階好き。雨の五郎なんかは、取り手の皆さんの動き含めて全体見たいので、二階で良かったと思いました。
花道も、市民会館ですから、客席の後ろに伸びるのではなく横にある非常口に向かって斜めに作られているので、切れることなく、よく見えました。
義経千本桜と言いながら、この茶店とすし屋は、義経がまったく出て来ない話です。
主役はいがみの権太。悪なんだけれど、憎めない奴。私は仁左衛門さんの権太が見たかった
前に歌舞伎座でも見たことありますが、可愛いんですよー。茶店で強請り騙りの時も、小せんとじゃらじゃらいちゃつく時も、すし屋で母親に甘える時も、もう可愛くてたまりません。
最後の最後、腹を刺されてからの「オヤジ、俺やっただろ」的な告白もたまりません。
あ、可愛いといえば、秀太郎さんも可愛いんですよね。
なんなんですか、この兄弟還暦過ぎてこんなに可愛いなんて、もうもう!!と、つい興奮。失敬。
孝太郎さん、竹三郎さん、愛之助さん、彌十郎さんと好き役者勢ぞろい。すごく得した気分になりました。
あ、一つだけすごく残念だったのが、最後の場面、権太が苦しい息の中で語っているまさにその時、あれほど幕間の放送でしつこく注意していたにもかかわらず携帯電話の着信音が鳴り響いたこと。
私のそばの女性が、思わず「ひどい」と声に出していました。
本当に、どうして「携帯は電源を切って」って言われているのに、切らないんでしょうか。
切ったら二度とつながらないとでも思っているのでしょうか。
私は芝居中にあの音を聞くと「携帯鳴らした奴はその瞬間に感電すればいいのに」とかブラックなことを妄想します。痛い目に合わないと懲りないんですよバカは。
あ、せっかくの楽しい観劇が、ブラックな話題で終わってしまう(笑)