【スタッフ】作=中島かずき 演出=いのうえひでのり
【キャスト】小栗旬/森山未來/早乙女太一/小池栄子/勝地涼/仲里依紗/高田聖子/粟根まこと/河野まさと/千葉哲也 ほか
行ってきました。はるばる大阪まで。だって、東京のチケット取れなかったし、これから定価で手に入れるのは難しそうだったんだもん。
東京で取れないチケットでも、何故か大阪のは取れる。取れるどころか、既に一部で値崩れしてるやんけー。なんか悔しいぞー。
さて、初日から2日目の観劇でした。
オフィシャルサイト見てみたら、初日はトラブルがあったみたいですね。ファンクラブの発券の手違いで、開始時間が大幅に遅れたとか。大変でしたね。
私の個人的考えですが、こういった演劇(歌舞伎も)は、初日というのはまだ完成していないもので、時間がおしたり台詞が飛んだり、小さなトラブルはあって当たり前。それでも、役者と一緒に幕を開けたいという熱心なファンが、期待と緊張感を胸いっぱいに、初日にかけつけるのだと思っています。
だからこそ、そんな熱いファンに対して主催者側はもっと気を使うべきです。発券トラブルなんて、あっちゃいかーん。
で、何が言いたいかって言うと、初日でも2日目でも、台詞飛んだり間が合わなかったりあんまり上手じゃなかったり、というのは、さほど変わらないんだよと(笑)
新感線はスピード勝負だから(新幹線のシャレではない)、笑いの場面で台詞をかまれたのは気になりました。
それ以上に気になったのが、森山未來の一幕目でのマントさばき。右腕に絡まるのを左手で払いながらしゃべる様子が、ワンレン女が髪かきあげながらしゃべるのを彷彿とさせて、「誰か!あのマントを引っぺがしてあげて~!」と思ったのでした。二幕ではそれが無くなっていたので、改善策が見つかったのかもしれません。
そうそう、二幕での森山未來と早乙女太一の殺陣はとてもきれいでした。一見の価値あり。(一部の女子には、サービスシーン?もあり)
小栗旬の殺陣は、まあ、下手でもないけどそれ以上でもないっていうか・・・・・・これこそ、楽が近づいたらもう少し良くなるかもね、みたいな。でも、ファンにはたまらないと思います小栗旬の白ふんどし。
歌舞伎で仁左衛門さんとか菊五郎さんのを見なれていると、小栗旬の太ももはパツンパツンで眩しすぎます。いや、比べるなよって話ですが。
小池栄子、ルックスサイコー(個人的好み)でしたが、台詞が一本調子で変でした。これからこれから。
仲里依紗、2日目なのにもう声が枯れていました。大丈夫かっ。
粟根まことさん(ひとりだけさん付けだ)、今回笑いに絡んでいませんでした。残念。でも、いい役でしたよ天魔王の腹心。
ストーリーはつっ込みどころ満載でしたが、とても歌舞伎らしかったと思います。
無理やり風のハッピーエンドも、とても歌舞伎っぽかったです。
幕間にくまにゃと「髑髏城の七人って言うけど、どの七人なんだろうね」(←笑)と話していたのも、二幕ですっきりわかりました。
そんなこんなで、楽しかったです。
終演後、カッパ横丁の串焼き屋に入ったのですが、安くておいしくてよかったです。
グラスワイン1杯390円が、こんなにナミナミ!これぞ大阪クオリティ