07年の『犯さん哉』以来約4年ぶりとなる、ケラリーノ・サンドロヴィッチ作・演出、古田新太座長による企画公演。
前作とは異なるアプローチの作品を構想していたハズが、紆余曲折の末、結局“前作と似たり寄ったりのデタラメをさらに徹底的にやる”という最悪の結論に!
作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演:古田新太/八嶋智人/犬山イヌコ/大倉孝二/入江雅人/八十田勇一/平岩紙/山西惇/山路和弘
昨日観てきました。
始まったばかりなので、(そしてこれから見るであろう多くの友人のためにも)ネタバレ避けます。
タイトル通りのくだらなさいっぱいのナンセンスコメディ。
今時のネタと大昔のネタが同居していて、どっちもわかると笑い倍増。
若い子よりも、ちょい上くらいの年代の方がツボにハマるんじゃないかな。
私は最初から最後まで大笑いでした。
ここまで笑った芝居は、新感線の「犬顔家」以来かも。
あ、「犬顔家」がダメだった人はダメかも。
古田新太さんと八嶋智人さんが出るというので気になってたのですが、行ってみたら、大倉孝二さんに山西惇さんもいるじゃないですか。私このふたりが脇で出るドラマって大好き。
そして驚いたことに山路和弘さん。この方、どこかで見たわ。間近で見たわ。あ、そう!あの最前列かぶりつきで見た一路さんの「アンナ・カレーニナ」あの、冷酷な夫カレーニンだわ!
この違いは何?!(笑)
犬山イヌコさん相変わらずです。ホント、おいくつになられたんだろう。私が子どもの時から声優として存じ上げていましたが。役者が客席に降りるシーンで目の前に来られたのですが、近くで見た方が若かった。ビックリ。
でも、とにかく笑いの中心は古田新太さん。身体はってます。いろんな意味で。3分の1ほど、小3魂が入ってます。シェイプ!
『詳しくは書かないが、奥様お尻をどうぞは、3.11以前には有り得なかった内容の芝居になる』
と、ケラリーノ・サンドロヴィッチさんがツイッターでつぶやいています。
まさにまさに。原発ネタを、ここまで笑わせてくれるとは。
しまった!最後にちょっとネタバレしてしまった
あまりに面白かったので、8月後半のチケットも取りました。
たぶん、あの場面とか、あの場面とか、ちがうことやってくれると思うの。楽しみ。