舞台『ベッジ・パードン bedge pardon』
【スタッフ】作・演出=三谷幸喜
【キャスト】野村萬斎/深津絵里/大泉洋/浦井健治/浅野和之
2011年6月6日~7月31日:世田谷パブリックシアター
企画・製作=シス・カンパニー
「3年前にシス・カンパニーさんから、“萬斎さんで現代劇を”とお話をいただいたのですが、どうも萬斎さんがスーツを着て現代で生活している姿がしっくりこなくて……(笑)。悩んだ末、30代の夏目漱石がロンドン留学中、唯一心を開いたという、下宿先の女中さんの話を思いつきました。萬斎さんが漱石、深津さんがその女中さんを演じます」(三谷)
7/26(火)に行ってきました。
チケットとるのが難しくって、その分期待が大きすぎたからでしょうか。
はっきり言いまして、うーん、イマイチでした。
いや、小ネタは笑えるんですよ。三谷らしく。
何役も演じてくれた浅野和之さん(ネタバレ失敬)には、登場のたびに大笑いさせてもらいました。
でもね、肝心のストーリーが・・・・・・
主役、嫌なやつじゃない?
夏目先生って、そんな人じゃないと思うわ!
いや、知らんけけどさ。
しかし、あれが許されるんなら、妻の立場は?!
そりゃ、小林聡美も離婚決意するよーみたいな気持になりました。
野村萬斎に、魅力が全く感じられなかった。
大泉洋の役どころも、ちょっと古い。いや、かなり古い。手あかのついた設定だ。
一幕まではよかったんだけれど、二幕から終盤にかけて、驚くほどの失速感でした。
救われたのは、深津絵里がむちゃくちゃ可愛かった。
浦井健治くんもがんばっていた。
でもそれだけだったな。
残念。