今週は突然モバゲ「忍者秘宝伝」にハマってしまい「いつ宝が盗まれているか」と気もそぞろ、ほとんど読書時間ありませんでしたが、この3冊はぐいぐい読めました。むっちゃお勧めなので、ご紹介します。

うっかり「隠蔽捜査3.5」なるスピンオフ短編集を先に読んでしまって、慌ててシリーズ1から3まで読みました。

おもしろーいわははラブラブ

警察の内部事情が詳しく書かれているのも、「相棒」ファンの私にはたまりません(笑)

それよりなにより、主人公の竜崎伸也46歳。

何事にも原理原則で対応し、本音と建前の区別のない男。

現実社会では「変人」と呼ばれても仕方のないまっすぐな生き方が、決して青臭いんじゃなくできる大人の男として描かれています。エリートだもん。

いろんな場面で、すげーと唸らされました。唸らされるのは、私自身は竜崎ではなく、その友人で刑事局長の伊丹の方に似てるから。←考え方ね。

このふたりの関係も、すごく良いから読んで読んで。

竜崎、1で登場した時は「くたびれた中年」みたいな表現もあるけど、読み進めるうちに無茶苦茶カッコよく見えてきます。ドラマ化するならぜひ堤真一で!!

と思ったのですが、どうも過去に土ワイでドラマ化されています。そうよね、面白いもん。

その配役で竜崎は・・・・・・陣内孝則ガクリ

あっ、ファンのひとにはゴメンなさい。ただ、私的には・・・・・・違うんだな顔 あうー



隠蔽捜査 (新潮文庫)/今野 敏
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竜崎伸也は、警察官僚である。現在は警察庁長官官房でマスコミ対策を担っている。その朴念仁ぶりに、周囲は“変人”という称号を与えた。だが彼はこう考えていた。エリートは、国家を守るため、身を捧げるべきだ。私はそれに従って生きているにすぎない、と。組織を揺るがす連続殺人事件に、竜崎は真正面から対決してゆく。警察小説の歴史を変えた、吉川英治文学新人賞受賞作。


果断―隠蔽捜査〈2〉 (新潮文庫)/今野 敏
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混乱する現場で対立する捜査一課特殊班とSAT。現場で指揮する竜崎の決断は。警察庁から大森警察署署長に左遷されたキャリアの竜崎伸也。襲いくる様々な圧力に竜崎は打ち勝つことができるのか。



疑心―隠蔽捜査〈3〉/今野 敏
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キャリアながら息子の不祥事で大森署署長に左遷された竜崎伸也。異例の任命で、米大統領訪日の方面警備本部長になった彼のもとに飛び込んできたのは、大統領専用機の到着する羽田空港でのテロ情報だ―。


ペタしてね


営業部長やってるときに、読みたかったなあ。

竜崎のように原理原則に従って正しいことを間違えずに選択すれば、何もぶれることはないんだよなあ。