最近全然書いていませんでした。
忘れちゃった本がいっぱいある。
おぼえてるけどここに書いてない本とか。なんとか探偵八雲とか、シリーズで読んだんだけれど、あんまり紹介したくない(笑)
この3冊は面白かった。
お勧めします。

ヘッテルとフエーテル 本当に残酷なマネー版グリム童話/マネー・ヘッタ・チャン
¥1,050
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心配性でいつも不安な妹、ヘッテル。お金のことばかり考えてる兄、フエーテル。激動の時代を生きる2人を待ち受ける末路とは―。


「むかしあってこれからもあるおはなし」

金融機関にお勤めだったり、ちょっとそのへんの話を知っている人には、むちゃくちゃ笑える。

知らない人には、ためになる。

それにしても、実際悪いこと(?)をした企業がさらされるのはいいとして、勝●さんとかがボロクソ書かれてるのは大丈夫なのかな苦笑

あっという間に読めるけど、奥深い本。




禁猟区/乃南 アサ
¥1,470
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捜査情報が漏れている!?刑事が立場を利用して金を動かしている!?警察内部の犯罪を追う監察官はあくまで陰の存在。隠密行動を貫いて「密猟者」を狩り出してゆく。尾行される刑事は意外にも無防備。獣道に沿って仕掛けられた罠に気づきもしない。プロとしての自負が邪魔するのだろうか。監察チームの頭脳プレーを描く本邦初の警察インテリジェンス小説、ここに誕生。


短編集。

刑事ドラマを見ている感じでさくさく読める。警察官の犯罪というのが面白い。
タイトルの「禁猟区」と「免疫力」が良かった。普通の人(警察官だけど)が、ふっと悪事にハマる瞬間というのが、ああこういう感じだなと。

「秋霖」は、勘違いオヤジが痛々しい。どこの会社にもいる。

最後の「見つめないで」だけが、ちょっと異色。




初陣 隠蔽捜査〈3.5〉/今野 敏
¥1,575
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警視庁刑事部長・伊丹俊太郎と大森署署長・竜崎伸也。幼馴染にして立場の違う同期のキャリア。組織の壁に悩む伊丹の苦境を竜崎の信念が救う―。



これまた短編集。「隠蔽捜査 3.5」というサブタイトルで気づけよという感じでしたが、「隠蔽捜査」シリーズの番外編。スピンオフってヤツですね。

読んでなかったよ本編ガクリ

でも、すっごい面白かった。刑事部長伊丹を主人公に据えながら本当の主役は竜崎。竜崎の魅力が際立つエピソード集でした。さっそく本編「隠蔽捜査」読まなくちゃだ。


余談だけれど、困った時にはドラえもんに泣きつくのび太のように竜崎を頼る伊丹、それをものすごくクールにあしらいつつもちゃんと助けてあげる竜崎。ある意味ラブラブ。腐女子にも番外編を作らせそうリラックマ