お年玉〈年始ご挨拶〉
一、壺坂霊験記(つぼさかれいげんき)
座頭沢市 片岡 愛之助
女房お里 中村 七之助
二、猿之助四十八撰の内 黒手組曲輪達引(くろてぐみくるわのたてひき)
忍岡道行より
三浦屋裏手水入りまで
浄瑠璃「忍岡恋曲者」
市川亀治郎三役早替りにて相勤め申し候
番頭権九郎/牛若伝次/花川戸助六 市川 亀治郎
三浦屋揚巻 中村 七之助
同 新造白玉 市川 春 猿
白酒売新兵衛 市川 寿 猿
三浦屋女房お仲 市川 笑三郎
鳥居新左衛門 中村 亀 鶴
紀伊国屋文左衛門 片岡 愛之助
お年玉は春猿さんでした。
浅草大好きで、浅草歌舞伎に呼んでもらえるのを今年は今年はと待っていたけれど、
「16年経ってようやく」お呼びがかかったと喜んでいました。
浅草の美味しいもの屋情報でトンカツのカツ吉さんを宣伝していました。
(たしかカツ吉だったと思うけれど、違う店だったらゴメン)
壺坂霊験記は、愛之助の沢市が可愛かったです。お里の方が男らしかった。三つ違いの兄さんと・・・のはずですが、お里の方が明らかに姉さんぽかったです。でも、よし。
黒手組曲輪達引。これは助六のパロディ。
最初からパロディ色全開で、イマドキも取り入れ龍馬伝ネタあり福永のコンサートあり。
亀治郎オンステージといった風でした。
助六の名ゼリフもいっぱい散りばめられていて、ニセモノ(失敬)なんだけど楽しかったです。
七之助の揚巻名ゼリフもよかった。
いつか、このふたりで本当の助六やってくれないかな。
宗家、やらせてくれないよな。
またくぐりの場面は、くぐる人が多すぎて辛かったです。
全員が笑いを取ろうとしなくてもいいのにね。
またくぐりといえば、さよならの時の勘三郎が最高でしたね。
勘三郎さん、過労で二月休演らしいですが、お大事に。