ちゃたらーの大ピンチそのに
短くサラッと行きたいところ。お食事中の人は要注意。っていうか食事中にパソコン見るのはよしなさい。←お約束
本当はあんまり話したくないの。
でもね、これからロシアに旅行する全ての日本人に知っていてもらいたいロシアのトイレ事情
これはとてもとても重要なことですが、ロシアではトイレットペーパーを便器
に捨てません
ちょっと前まで水洗トイレなど無かった共産圏です。(失敬)
水まわり事情も悪ければ、トイレットペーパーも固くてゴワゴワなのです。
地球の歩き方には「トイレットペーパーは日本から持っていきましょう」と書いているほど。
そして同じく「トイレでの使用済みペーパーは、備え付けのゴミ箱に捨てましょう」と書いてあります。
そう、ロシアではトイレットペーパーは流れないのです
幸い私たちが宿泊したホリディ・インは新しいホテルでそのあたりクリアされていましたが、基本、街中のトイレ、空港のトイレには大きなゴミ箱が設置されていて、使用済みのペーパーが捨てられています。
日本人には慣れない習慣ですが、モスクワのトイレを詰まらせるわけには行きませんから、私はちゃんとゴミ箱に捨てていました。
ええ、私は。
何となく、大ピンチの内容が想像できましたね
それは4日目、サンクトペテルブルクからモスクワに移動する空港での出来事。
その日はなんと朝の6時からバスに乗り、空港についたのが7時前。飛行機は8時出発便です。
当然、みんな搭乗する前にトイレに寄ろうと、たった二つしかない空港の女子トイレは日本人旅行客で長蛇の列となりました。
いよいよ私の順番です。
ロシア人仕様のやや高い座面をくまにゃにもらったアルコールティッシュで丁寧に吹き、便座に座った途端、朝イチの習慣が・・・
基本私は、どこに行っても快眠快便
ロシアでも朝食後はホテルの部屋でモリモリ出していました。
しかし、この日はホテルを出たのが早かったからね。
空港でウンチはしたくなかったなあ、でも出たものはしかたない。ウンチつきのトイレットペーパーもゴミ箱に捨てるのは忍びないなあ流しちゃおうかなあとか思いつつ、やはり紙の固さをかんがみてゴミ箱に捨て、水を流して驚いた。
な、流れない・・・
そう、そのトイレには、私の前にさんざん日本人のオバ様たちが入っていた。私で多分10人は下るまい。いやもっとかも。その人たちが全員、この固いトイレットペーパーをこの水の出の悪いトイレに捨てていたとしたら・・・
ちゃたらーダイピンチ!!
とりあえず、落ち着いて十分タンクに水を貯めてから、勢いよく期待を込めてひねってみる。
流れない←撃沈
数度繰り返すも、私の元気な証拠は、便器の中でゆらゆら揺れています。
ビロウな話ですみません。
しかし、その時の私の焦りを想像していただきたい。
二つしかない女子トイレのひとつを占領。出るに出られず。
飛行機の出発時間は近づいてくる。おそらくみんな私を待っている。
私はこの時、モウレツにロシアに「マイ箸」を持ってこなかったことを後悔した
箸さえあれば崩してドロドロにして流すのに!!!
ホント、ビロウな話ですみません。
どうしようか。箸はない。その代わりになりそうなものも無い。ボールペンすら。
私は、トイレットペーパーを掴んだ。
固くてゴワゴワのトイレットペーパーは、何重にも畳み込むと水に負けない丈夫な強さをもった。
だから、流れないんだよ!!
そのトイレットペーパーのナイフで(これが本当のペーパーナイフ)、私の元気な証拠を突き崩し、その間タンクに貯まっていた水を流し、どうにか影形だけは消すことができた。
なんとも地道で気が遠くなる作業だった ←トオイメ
気分はショーシャンクか岩窟王よ。
なんで、モスクワに来てまでこんなことをしているのだ。
日本人観光客が、トイレットペーパーをトイレに流しているのが悪い。
私は声を大にして言いたい。
ロシアではトイレットペーパーは、便器の横のゴミ箱に捨てろ!!!
ええ、そのとき使ったトイレットペーパーももちろんゴミ箱に捨てましたわ。大量に。
お掃除のお姉さん、ゴメンなさい
あ、このトイレの故障については、個室出た後ちゃんとお掃除のお姉さんに言ったんですよ。
ロシア語じゃなくっても緊急度合いは伝わったはず。