ロシア旅行5日目、いよいよモスクワ市内観光。まずは朝早くからクレムリンの入場列に並ぶ。
「一番で入らないと混むから」との理由で40分以上も前に入場門についたが、私たちの前にはすでに数人のロシア人が並んでいた。
そして、遠くから大勢の集団がやってくるのが見える。
ガイドのアナートリーさんが「あの集団の後ろになると大変だから急ぎましょう」と言うので、我々は急ぎ足で道路を渡り、ロシア人の後ろに並んだ。この時点では前から10何番目だ。
ところが、後ろから来た大集団が次々に私たちの前に割り込んでいく。
えーっなんなの?
騒然とするクラブツーリズム日本人団体。←自分たちのこと。
アナートリーさんが、割り込むロシア人たちに何か話している。すると前から並んでいたロシア人ガイドか何かが、飛んできて言い返している。
察するに「私たちが先に並んで順番を取っていたのだ」と言うことらしい。
そんな数人先に来て、百人も割り込ませる気か
がんばれ、アナートリー
日本人はみんなで応援した。心の中で
しばらく交渉は続いたが、その間も次々にロシア人たちが前に入って行き、私たちはジリジリ後退を強いられる。
アナートリーさんもついに諦め「みなさん、後ろに下がってください」
我々は負けたのだ
第二次世界大戦の終戦間際に、北方領土に進攻してきた卑劣なロシア軍。私たちは、その時の日本軍の悔しさを身をもって体験したのである。
折しもこの5日前、私たちが日本を発った日と同じ11月1日に、ロシアのメドベージェフ大統領が日本の意向を無視して北方領土を訪問している。くうっ・・・ここでもか
それから30分以上も寒風の中で並び(この時が今回のツアーの中で一番寒かった)、ようやくクレムリン入場。
「武器庫」「ダイヤモンド庫」に入場し、数々の宝物にド肝を抜かれた。噛んでいた唇はいつのまにか半開き。無念はどっかに飛んで行き、ひたすら感動。すごいぞロマノフ。革命が起きるわけだ。
が、カメラ、携帯は(ついでに傘も)持ち込み禁止。素晴らしい衣装や装飾品も写真は撮れず。
一番感動したのは、馬車。本物見たの初めて。
大きいの綺麗なの
乗り物なのに美術品なの
いいもの見ました。
建物の外は写真撮り放題。
そしてこのあと赤の広場に行った。
そこでは、なんと・・・・・・