黄金の輪のひとつセルギエフ・ポサート。私は、ずっとセルギエフ・サポートだと思っていた。前の会社で散々「みらいサポート」とか言っていたからだ。ま、どうでもいい。
ロシア旅行、4日目。
私たちは、サンクトペテルブルクからモスクワに戻り、そのままバスで3時間余りもかけてセルギエフ・ポサートに向かった。ツアー中、唯一の大雨の日だったが、ほとんど乗り物の中だったのは幸いなるかな。
そこでは古い教会の中で男子聖歌隊(大人)の歌声を聴くなど心洗われる出来事もあったが、とにかくこの日のメインイベントは、そう
「マトリョーシカ絵付け体験」
青森開運旅行でのビーズ体験が思いの外に楽しかった私とくまにゃは、異様にこの「現地体験」を楽しみにしていた。
前日にも添乗員ワタナベに念押しをしていた。
「ワタナベさん、明日のマトリョーシカ絵付け体験、渋滞とかで遅くなってもカットされませんよね」
「時間の都合で出来上がったものをお持ち帰り・・・とかないですよね」
「ちゃんと全部色を塗れるんですか?」
「まさか、ダルマの目を入れるみたいにどこか一か所だけ塗って終わりってことないですよね」
しつこい限り。
普段は親切な添乗員ワタナベも、ロシア美術館での人数確認の際にこれをやったところ、機嫌悪そうな顔で「大丈夫ですよっ」言い捨てるように返事した。
そこまで楽しみにしていた絵付け体験。
用意されていたのは、6㎝ほどの白木?のマトリョーシカ。
顔やエプロンなど鉛筆で下絵がちゃんと書いてある。
開けられるけど中にはない。ひとつだけ。当たり前か。
時間はわずか一時間。見本のマトリョーシカを見ながら色を塗る。
基本に忠実なくまにゃは、エプロンの模様まで丁寧に模していた。
一方、私は、
「顔は色を塗らないでください(下絵が消えるから)」
という先生の言葉を無視して、思いっきり顔に色を塗るところから始めた。
人形は、顔が命
そうつぶやきつつ、作ったマトリョーシカがこれ。
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あはははは!!
後ろの大きいのは見本のホンモノです。
左、くまにゃ作正統派マトリョーシカ。
右、あくまで自分の趣味を優先させた耽美(違う・笑)ちゃたらー作マトリョーシカ。
かつて漫研に所属しヘッポコ漫画を描いていたころから、変わっていません。30年前の絵と同じ。
いい記念になりました。ジルと名付けます(笑)