昨日のブログ訂正ビックリマークいきなり(笑)

エルミタージュ美術館を出て夕食に・・・と言ったが、エルミタージュ美術館を出てからも、血の上の教会や聖イサク寺院に行ってしっかり観光しているのだ。

早く夕食時ネタを語りたいがために、結構な名所を紹介しそびれるところだった。ごめん、ロシアaya


血の上の教会(または、血の上の救世主教会)。中のモザイク画が素晴らしい。


ちゃたらーのお昼休み

血の上の教会の天井に描かれた「全能者ハリストス」
ちゃたらーのお昼休み

こちらは聖イサク寺院の中。天井がものすごく高い。

ちゃたらーのお昼休み

何となく気に入ったイケメンのキリスト。
ちゃたらーのお昼休み
「この先工事中です」とは言ってない。


さて、充実の観光の後、いよいよお食事タイム。

前日は機内と空港で、朝はホテルで昼は美術館のカフェで、くまにゃとふたりで食べていたので、ツアーのみなさんと一緒になるのはこの夕食が初めて。

ちょびわんにも心配されている通り、自他共に認める団体嫌いの私でも、食事の間くらいは営業で培った社交性を生かして場を盛り上げることくらい出来なくはない。そう思いつつも「なるべく面倒くさくない人たちと座りたいな」と思ったのも事実。なにしろこのツアーには、アラウンド70とは思えないパワフルな「亜土ちゃんとゆかいな仲間たち」や80年代バブルの海外旅行を痛々しいまでに再現している「カイセイママズ」など、近くにいるだけでHP吸い取られそうなのが大勢いるのである。(この2チーム、特に後者については面白いのでいずれまた)


そんな心配をよそに私たちの前に座ったのは、50代後半と思われる上品なご夫妻。

奥様は深窓の御令嬢がそのまま年を重ねた風の可愛らしい方。軽く挨拶などしていたら、通路側の椅子にもう一人、ひとり参加の女性が座った(以後、女性と呼ぶ)。4人がけのテーブルだけれど、お誕生日席を作って5人座らせてるわけ。女性に近いのがくまにゃとご主人。

自然と向かい合って座った4人で話をしてしまうため、女性に近いくまにゃが気を使って色々話しかけるのだが、どうも話に加わってこない。

気難しい人なのね、と横目で見つつも奥に座っていた私は可愛い奥様のお話に相槌を打っていたところ、ご主人が唐突にその女性に話しかけた。

「おいくつですか」

その瞬間、テーブルの温度が下がった。

ロシアに来ても、さほど寒くなかったねなどと言い合っていた私とくまにゃだったが、確かにその瞬間はテーブルが凍りついたのだ。


いやいや、女性に年をたずねるものじゃないとはよく言われるが、実際のところ初対面同士では気になるものである。(私も「亜土ちゃんとゆかいな仲間たち」や「ママズ」には探りを入れてしまった)

食事の席でそういう話題が出ることも、ある意味想定内。

そうなると、このテーブルの冷え具合は女性の反応にあったガーン

「なぜ、そんなことをきくんですか」冷えた声で聞き返す。

「あーいやー」ご主人はその反応にたじろぐも、第2弾を放った。

「いや、うちの母親と同じくらいかなあと思って」

ええええっひゃ~・・・・・・見るからに60才間近のおじさん、その親っつったらいくつだよ。

案の定、女性の顔がひきつった。

「なんでそんなこと言われなきゃならないんですか」

「年聞くなんて失礼ですよ」

「しかも、母親って」

「なんで、そんな失礼なこと言うんですか、私がこんな赤い服を着ているからですかっ」

たしかに、真赤な防寒用のナイロンジャケットを着ていたけれど、それは関係ないだろう。

女性の怒りは、自分の言葉によってますます増幅していく。

近くに座ってしまったくまにゃがなんとかその場を収めようと、違う話題もふるのだが、女性は聞く耳持たず。

奥様が身を乗り出して謝るが、それでも怒りは収まらない。

ふと隣のテーブルを見ると、添乗員ワタナベはにこやかに談笑している。

気づけよ。

いや、気づいても、どうにもならんか。

なんとか女性が勝手に落ち着いてくれないかと思ったが、おさまらないから事件なわけで。

「なんで年なんか聞くんですか」

「うちの母親と同じくらいかと思って」

まだ言ってるよ!!


ご主人も空気読めないのか彼自身腹を立てているのか、「うちの母親と同じくらいかと」を少なくとも3回は繰り返していた。

「あなたの母親って、いくつなんですか」

「80」

「・・・・・・・・・!!!!!!」


とうとう奥様が「すみません」と泣きだしたあせる


早くコーヒータイムが終わんないかなあやられた

しかし、添乗員ワタナベ、どうして気づかない?

(今思えば、気づいていての知らんぷりかもしれない)


そんなこんなで、ビーフストロガノフはかたいチキンのような味だし、テーブルは修羅場だして、散々な最初の晩餐でした。


しかし、しかし、この日最大の事件はこれでは無かったのだ。←ひっぱる(笑)


つづく


そうそう

>営業で培った社交性を生かして場を盛り上げることくらい出来なくはない。

すげぇ、思い上がりデシタ(笑)

どうにもできなかったよ汗


追記・・・大事なこと(笑)その女性はアラフォーの私たちから見ると60後半くらいに見えたよ。


ペタしてね