11月1日、日本初モスクワ行き。
11時の便なのに8時40分に集合。それが団体旅行。前日の大雨の影響で成田エクスプレスが10分遅れるものの、無事出発。飛行機の中は、ロシア人団体でいっぱい。
大きな身体がJALのシートによくおさまってるなーと思ってみていたらやはりおさまらないらしく、シートベルト着用サインが出ても立ち上がるし、歩きまわるし、いきなり荷物取り出して、着替えるし。自由気ままなロシアの男達。
私とくまにゃの前の席のロシア人2人組は、フリードリンクだと思って、ウィスキーのおかわりをひたすら繰り返す。
CAが「あまり飲まないように」「フィニッシュ」と注意しても聞かない。ボトル2本くらいあけているんじゃないか。
「これがJALの経営を悪化させているんだ」
「JALも2杯目からは有料にすればいいんだよ」と、くまにゃと(JAL株を紙くずにした同士)苦々しく見守る。
1杯目フリーなのは、自分たちがタダで飲みたいからだ。
モスクワまで約10時間半。くまにゃはひたすら「上海」をし、私はひたすら映画を見る。
「ソルト」「ヘアスプレー」「ナイトアンドデイ」「魔法使いの弟子」「インセプション」他、テレビ番組から「相棒」、香港映画からジャッキーチェンとイケメンの歴史物(タイトル忘れた)←日本で公開中「ラストソルジャー」と判明
映画館で観たことあるのも含めて、行きも帰りも機内映像を堪能した私。
一方、ゲーム上海を堪能しているかと思ったくまにゃは、実は飛行機に弱いらしく、行きの2回目の機内食は食べられず。これ幸いと私が2人分食べた。これがモスクワ空港で運命を分ける。
モスクワに着いたらその日のうちにサンクトペテルブルクに乗り換え。4日目に再びモスクワに移動するツアー日程。モスクワ空港では3時間強の空き時間。飛行機を降りたとたんに「お腹すいた」というわかりやすいくまにゃと夜ご飯を食べることになり、モスクワ空港のやる気なさそうなカフェに入った。
ガラ空きなのに店員呼んでも忙しそうなそぶりで来ない空港のカフェ(英語通じない。今思えばイクスキューズミーの呼びかけがマズかったのか)
機内食を2人分食べた私は「ビールだけでいいや」と、500mlの大ジョッキが190ルーブル。
1ルーブル3円で日本円にすると570円。
しかし、くまにゃが頼んだ紅茶(いつもならビール派だがまだ飛行機のダメージが残っていたため)が270ルーブル。日本円で810円。
そして日本のプロントなら280円くらいのサンドイッチが、やはり230ルーブルもして、物価約3倍。
「じゃあこっちでいいや」と、日本のドトールなら100円くらいの菓子パンをたのむくまにゃ、110ルーブル。
やっぱり、物価3倍
菓子パンは見たまんまだったけれど、お紅茶はどんな高級なのが出てくるのかと思えばフツーのが出てきた。一応、ポット。
別にいいんだが、ビールとのバランスがすこぶる悪い。
モスクワの空港ではビールの方が安いということを、これからロシアに行く人にお伝えしておきたい。
サンクトペテルブルクで泊ったホテルはご存知ホリディ・イン。
新しいホテルで水回りや空調で苦労することも無く快適だった。
朝ごはんもボリュームたっぷり。チーズとサーモンでお腹いっぱい。
食事については、後述。
サンクトペテルブルクは「雨の多い街」とのことだったけれど、私たちのツアー中、ほとんど降らなかった。
ただし夜から明け方にかけては、毎日降っているらしい。
ホテルの窓から見える凱旋門。
門といいつつ通り抜けできない(道路は左右に)様子に、くまにゃが「こけおどし」と名付ける。
その後ふたりはロマノフ王朝のこけおどしに圧倒され続けたのだった。
つづく