今回の旅のメインイベントは成田山新勝寺の朝護摩です。
5時半からというので、朝、4時50分に起きて風呂に入って、宿を5時15分に出ました。
なにしろ目の前なので、本堂にはすぐに着くと思ったのです。
しかし、完全に出遅れ。
もう本堂の中はいっぱいです。
護摩木も持っていかれたあとのようで、私や私と同じくらいに来た人たちの書いた護摩木は次の護摩で焚かれるみたいでした。ちょっと失敗。
でも気を取り直し、中に入って、ちょろちょろと前に進んで座りました。
不動明王様のご真言というのが大きく掲示されているのですが、よく見えません。
私の視力かなり悪くなっているのね。これをみんなで唱和するというので、読めなくて焦りました。
何か所かにご真言が書かれたカードが置いてあったようですので、それを事前にいただかなかったのを反省。
でも、実際に唱和をする時になったら、不思議なことに掲示されている文言が見えるのです。
これが仏の力?!
とか思いましたが、単に夜が明けて明るくなったからかも・・・失敬。
護摩の火はお不動さまの智慧を象徴し、むさぼり、いかり、おろかさという心の迷いをお不動さまの炎で焼きつくし、清めてくれるのだそうです。
私も、ちょっとしたことですぐカッとなる喧嘩上等の性格ですので、自分の中の短気や狭量や傲慢など焼き尽くしていただきたいと念じました。
読経の声、太鼓の音、燃え上がる炎、終わった時に本当に祓い清められた感じがしました。
しかし、しかし・・・・・・
「これで私も心の平穏な人になったわ」
と浮かれる私に、帰りの道道で試練を試される出来事が立て続けに起こったのです。
おまけ編につづく