
「わらしべ長者」
この話がものすごく好きだった。
どんな子供よ

基本、一度読んだ本はあまり読み返さない子どもだったのだけれど、それは今も同じなのだけれど「わらしべ長者」だけは何度も読んだなあ。
転んでつかんだ藁が最後には御屋敷になるんですよ。
みんな知っていますか?その変遷を。
忘れている人のためにおさらいです。
男が転んだところで藁を拾う
アブが飛んできてうるさいので藁に結び付ける
泣いていた子どもがそれを欲しがり、その母親から代わりに蜜柑をもらう
水を欲しがって苦しんでいる娘に会い、蜜柑をやると代わりに絹をもらう
弱って動けない馬に難儀している侍に会い、その馬と絹を交換する
馬の世話をしてやると馬は元気になった
ある屋敷の前を通りかかるとそこの主人が屋敷の代わりに馬を借りたいという
そして、3年たっても主人が戻ってこないので、その屋敷は男のものになりました
めでたしめでたし

他のバージョンもあるみたいだけれど、これが私の読んでいた本の内容です。
ちなみに、男は何故転んだところの藁を拾ったかというと、観音さまのお告げ
があったにのです。

「これから手にしたものを大切に持って歩きなさい」と。
(大切にしろと言われたのに、すぐに交換しているのが不思議なんだけど)
大人になった私が信心深かったり寺社仏閣好きだったりするのには、この本の影響があるかもしれません。
って、ないか(笑)