- 我らが隣人の犯罪 (宮部みゆきアーリーコレクション)/宮部 みゆき
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念願の新居に引っ越した僕たち家族は、いきなり隣家の犬・ミリーの鳴き声に悩まされることになった。僕と妹は、仲良しの叔父さんと手を組んで、ミリーを誘拐することにしたのだが―。宮部ミステリのエッセンスをぎゅっと詰め込んだ、デビュー短編、「オール讀物推理小説新人賞」を受賞した表題作を含む、第一作品集。
青森旅行のバスの中で、にゃんぱらりと読書談義。
「宮部みゆきは、時代ものは面白いけど現代ものはイマイチだったから、ほか読んでない」と私。
「何を読んだの?」
「うーんとね、R・P・Gとレベル7」
「あちゃー・・・よりによって」
よりによってイケテナイ2冊を選んじゃったねと気の毒顔で言うにゃんぱらり。
そうなのか。そうだったのか。
というわけで、宮部みゆきの原点を知ろうと借りてみました。
表題作と「サボテンの花」が面白かったです。少年スキーだからね。宮部みゆきも、きっと少年スキーだ(笑)
でも、それ以外の話はイマイチ。どうイマイチかというと「ふうん、へえ、そんなことあったの」で終わる感じ。雑談レベルでは面白いかもしれない。短編だしね。
やっぱり、にゃんぱらりがちゃんと推薦してくれた「火車」とか読むべきだね。
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日向流の剣士・日向景一郎は、父・森之助を斬った。遺された赤子は森之助と名付けられ、兄・景一郎に引き取られた。そして十五年後…「兄を斬る」という宿命を感じながら、弟は、兄の強靱さを前に打ち震えるのみ。だが森之助は、哀しき運命を背負った角兵衛獅子の少年らとともに柳生の猛者と戦うことで、変貌を遂げてゆく―。人気シリーズ第四弾。
少年剣士日向森之助が主役の話でしたが、実はその兄「日向景一郎シリーズ」ってのがあるのだと、このアマゾンの紹介文を見て知りました。やっぱりねー。だって景一郎がかっこよすぎだもん。
いやー、すごく面白かったです。
忍びの村(?)の少年たちが次々死んでいくのは悲しかったけれど、残った少年たちの成長ぶりは嬉しくなりました。格之進が好きだなー。←しつこく少年スキー
戦闘・立ち会いシーンは迫力あって白土三平の漫画を見ているようでした。つか、脳内でそう変換しちゃったのよね。シリーズ読まなきゃ。
- ナラタージュ/島本 理生
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壊れるまでに張りつめた気持ち。ごまかすことも、そらすこともできない―二十歳の恋。これからもずっと同じ痛みを繰り返し、その苦しさと引き換えに帰ることができるのだろう。あの薄暗かった雨の廊下に。野間文芸新人賞を最年少で受賞した若手実力派による初の書き下ろし長編。
うーん、前に読んだ初・島本理生が面白かったので、評判の良いこの本を読んでみたのですが、うーん。
正直、どの登場人物にも心ひかれず・・・というか、説教したくなる、この気持ちは何?(笑)
途中でやめようかと思ったけれどなんとか読み終わり、結論は、ダメ男はいつまでたってもダメ男だ。悲劇のヒロインぶる女は気持ち悪い。
すみません全くの私見ですので。
ドラマ「同窓会」の黒木瞳にもムカついた私なので、一般的にはイケテル恋愛小説かもしれません。