ときは17世紀、ところは日本を遠く離れたイベリア半島の一小国コルドニア王国。
その領海で暴れまわっている海賊の石川五右衛門(古田新太)は、同じくその界隈を荒らしている女海賊アンヌ・ザ・トルネード(天海祐希)と戦友になり、彼女の船で用心棒をすることになる。
とある港町で、五右衛門は彼をつけねらう賞金稼ぎのデスペラード豹之進(山本太郎)と戦う羽目に。
しかもその隙を突かれ、アンヌは城の兵士に捕らえられてしまう。
城に連れて行かれたアンヌを待っていたのラーカム・デ・ブライボン大宰相(藤木孝)。
王の血筋が途絶えた今は、彼が国を仕切っている。だが、大宰相はアンヌに王になれと告げる。彼女こそ先王の娘だというのだ。
城に入ったアンヌは、侍女エリザベッタ(森奈みはる)から貴婦人教育を受けるはめに。
社交界デビューのダンスパーティーで、隣国の王子、シャルル・ド・ボスコーニュ(浦井健治)は彼女にひとめぼれをする。そして、そこにはアンヌを心配して潜入していた五右衛門もいた。
貴族に変装していた五右衛門のことが気になり、うるさくつきまとう大宰相の孫娘のポリー・デ・ブライボン(神田沙也加)。
それぞれの思惑が交錯する中、女王としての立場に目覚めていくアンヌはついに"海賊討伐令"を発布。
彼女自ら甲冑を着込み軍を率いて、かつて仲間だった海賊たちに戦いを挑むことになってしまう。
海賊仲間を守るためアンヌと対決する五右衛門。
国王と海賊、立場を分かつ二人の誇りと意地が激突する。
だが、女王擁立の裏には大宰相の国家的陰謀があった。
五右衛門とアンヌ、果たして二人の運命やいかに!?
「薔薇とサムライ」観てきました。
もう、ほんっと~に面白かった
新感線は、こういう笑えるのが好きです。
(ちなみに私のBest of 新感線は、一部ファンの間で邪道とささやかれている「犬顔家の一族」です。すみません)
今回の客演は豪華です。
まずは、元宝塚歌劇団トップスター天海祐希
中島かずきが「僕の描きたかった天海さんを全部出した」とインタビユーで言っていましたが、昔取った杵柄ならぬ宝塚天海ファンなら感涙もののコスプレの数々。すごーい
くまにゃちゃんとポスター見て、
「イメージ画像かねぇ」
と言ってたのですが、全部ありましたよ全部
ジャック・スパロウ風ありエリザベス女王風ありオスカル様ありジャンヌ・ダルクあり。
私が宝塚で天海さんを見たのは、もうずいぶん昔のことですが、今でも十分宝塚で現役続行できますね。
・・・って、いまさらやりたくはないだろうけど(笑)
そしてミュージカルエリザベートのルドルフ役でお馴染み(でもきっと彼はそのイメージから脱却しようと頑張っている)浦井健治くん
お馬鹿な役に成りきりながらも、時たまキレのいいダンスを披露してくれました。
私は、彼の登場シーンでの、あるギャグに一番笑いました。
それは「10000ピエールで1シャルル」
多分、私は他の人よりも深くツボに入ったのだと思います。
その後の、ピエールの下剋上シーンの台詞でも一人笑い転げていました。
相変わらずの新感線らしいギャグのオンパレード。
橋本じゅんさんは今回も身体を張って笑いを取りに行っていましたね。
山本太郎のデスペラード豹之進も良かった。神田沙也加は声がママに似ていた。
後ろの電光掲示板もいい効果を上げていた。ような気もするやや弱気。
とにかく、終わった後は、みんながみんな「あー面白かった」と声に出して言っていました。
観に行ってよかったです。
くまにゃちゃん、ありがとう