- 顔 FACE (徳間文庫)/横山 秀夫
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今週の横山秀夫(笑)
ワタクシ、一度気に入った作家の本は続けて借ります。私に限らず多くの人がそうだと思うけど。
で、この本は残念ながらイマイチ。期待した分だけ、ハズレでした。
似顔絵婦警の話で、彼女を中心とした警察モノ。相変わらず一癖も二癖もある登場人物とストーリーはそこそこ面白かったのですが、いかんせん主役の平野瑞穂巡査が好きになれなかったの。
個人の好き嫌いなので気にしないでいただきたいのですが、この平野という婦警、正義感が強くて「警察官とは」という思い込みに縛られるあまりに、周りに迷惑かけたり、他人を傷つけたり。
優等生ぶりっ子も鼻について、なんとなく友達にはなれないなー。って、向こうもそう思うよね。
- 沼地のある森を抜けて/梨木 香歩
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平野巡査とは友達になりたくないけれど、この本の主人公上淵久美とは友達になりたい。
私にとっての初☆梨木香歩です。
会社のTさんが「ぬか床から人が生まれる話」と言って貸してくれたので、どんなホラーだと思って読み進めましたが、すごく面白かったです。ありがとう。
ホラーというよりファンタジー、というか哲学書でもありそうです。
テーマは「細胞」(かな?)
これはお友達に読んでもらいたいなー。そして感想を聞きたい。
あの島は結局何だったのか、色々な解釈ができると思うんだけれど。
「分裂していくら増えても結局はひとりなんじゃん。そりゃ孤独だよね」と頭の中で誰かが呟きました。
今週は毎日飲み会だったので、2冊しか読めませんでした