最近、通勤時間もブーシュカ育てるのに夢中で、まったく本読みません。

本を読むのは優先席付近に立ってしまった時マナーモードと、電波の悪い地下鉄に乗ってしまった時のみ。

読むか読まないかわからない重い本は持ち歩きたくありません。

そんな私が今週借りて読んだ本、奥田英朗2冊。文庫本です。



真夜中のマーチ (集英社文庫)/奥田 英朗
¥600
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イン・ザ・プール (文春文庫)/奥田 英朗

¥530
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奥田英朗氏、「空中ブランコ」で直木賞取った作家です。

前から「面白いよ」と言われていたのですが、なんとなく手を出さなかったもの。

読んでみたら、なるほど面白かったです。

特に「イン・ザ・プール」の精神科医伊良部のキャラクターはインパクトあります。

色白のデブでマザコン。性格、行動は5歳児以下。

しかし、不思議と魅力的です。友達になってみてもいい。

彼と話すと自分をすべて許せる気がします(笑)

「空中ブランコ」はこの伊良部シリーズらしいので、さっそく読んでみます。



結婚相談所、お見合いパーティー、行ってみたい? ブログネタ:結婚相談所、お見合いパーティー、行ってみたい? 参加中



さて、何故にこのブログネタにつながるかというと、実は上の2冊とも、結婚相談所、お見合いパーティーの話が出てきます。


「真夜中のマーチ」では自称青年実業家のヨコケンこと横山健司がお見合いパーティーを仕込みます。

「女性はコンパニオン、一流企業OL限定。男性は一流企業、国家公務員限定」と言いながら、女性の30人はサクラで仕込んだモデル・タレントの卵。

女の質は出会い系パーティーの生命線だと言っています。

そうなのかー。アタクシなんかが参加したら生命脅かしてしまうわね~ニヤッ


「イン・ザ・プール」でも、伊良部の患者コンパニオンの広美が結婚紹介所のサクラのバイトをしていまいす。

食事をして二時間で二万円。

大半の結婚紹介所がやっているインチキだ。もちろん向こうに気に入られても、会が適当な理由をつけて断ってくれる。

今度なんかあってたまるか。二十五万円の入会金と一回三万の紹介料を払って、おまえはだまされ続けるんだ。

「しかし、広美さんみたいにきれいな人でも、結婚相手を探すのって大変なんですね」

そんなわけないだろう。おかしいと思えよ。


広美の内心の突っ込みはイチイチ面白いのですが、だまされている男は気の毒です。

そう言えばバブルのころ、美人同僚が「一流企業OL」と名乗りお見合いパーティーに行ってましたね。

「どこが一流企業OLよかお

「カイシャは一流じゃない。一応音譜

「OLじゃないじゃんパンチ!

オフィスに営業しに行く生保レディべーっだ!

「わははははにひひ

しかしもっと大事な問題は、彼女がOLではないという点よりも、

バツイチで幼稚園児の娘がいるという点にありましたあせる


こういう話を見たり聞いたりすると結婚相談所、お見合いパーティーの出席者って本当に信用できるのか謎ですねー。

でも、「一流企業」とか「公務員」「医者」などという肩書きだけが目的じゃないのなら、一度に色々な人との出会いがあって面白いのかもしれませんね。


20才若かったら冷やかしに行くかもしれません。