「ベラスケスもデューラーもルーベンスも、わが家の宮廷画家でした」
いいなあ~
貴族と生まれたからには、こういうことサラリと言ってみたいよね。
貴族じゃないけどね。
そういえば、この間買った「聖☆お兄さん」の4巻で、漫画修羅場のブッダのアシスタントとして
イエス「私、知り合いに絵の描ける人結構いるから、連絡してみようか?!」
ブッダ「ええっ、本当かい?! それすごく助かるなあ」
イエス「よし、待ってよ!・・・(携帯操作)・・・ダ・ヴィンチさんとラファエロさんだったら、どっちがいい?」
という会話がありました。
これは別に、それほどうらやましくないな。
そんなわけで、やっぱりハプスブルクです
国立新美術館。展示会場を入るとすぐに「ハプスブルク家の肖像画」のコーナー。
まずはこのコレクションの基礎を作った酒やけ顔のおじさん(神聖ローマ皇帝ルドルフ2世)がお出迎え。
そして、神聖ローマ皇帝カール6世、11歳の女帝マリア・テレジアと続きます。
マリア・テレジア、この方、かのマリー・アントワネットのお母さんですが、11歳にしてこの貫録すごいなあ。
この肖像画のお部屋の目玉は、皇妃エリザベートの肖像画。
宝塚や東宝で写真はよく見ていたけれど、実物はこんなに大きいのねー。あっ、絵がね。ほぼ等身大。
6畳くらいあるんじゃないかなぁ?畳で表現するのもどうかと思うけど。
しかし、何度も聞かされた「ウエスト50㎝」には見えない。真相はどうなのだ?
エリザベートのダンナのフランツ・ヨーゼフの若い時と年取ってからの肖像画もありました。
その後、イタリア絵画、ドイツ絵画、スペイン絵画、フランドル・オランダ絵画と続きます。
途中に特別出品ということで、日本から贈られた浮世絵のコレクションがあり、工芸と武具のコーナーもありました。
絵画はやっぱりイタリアがいいなあと、ドイツ絵画のコーナーに入って思いましたが、実は一番気に行ったのは、スペイン絵画のコーナーにあったベラスケスの「皇太子フェリペ・プロスペロ」でした。
かつて、ワタクシ「ショタコン」と呼ばれた事がありました。ショコタンじゃないよ。
ありました、と過去形なのは今はショタコンじゃないということではなく、もう周知の事実なのでいちいち言う人がいないというだけで、小さい男の子が好きなのは変わっていません。
フェリペ2歳。かわいーい
このころは男の子も女の子も、小さい時はスカートはいているんですよね。
腰とか手とかにいろいろぶら下げられているのは「魔よけ」の意味と「迷子になった時用」の鈴とかお守りとか。
うしろ歩いていた女の子二人の会話、
「なんで鈴つけてるの」
「熊避け?」
にはちょっと吹きました。
そして、椅子の上のワンコを見てください。この子まで、カメラ目線ですよ。
つぶらな瞳がこれまた、ギザカワユス ←やっぱりちょっとショコタンを意識。
ということで、このポストカードだけ自分土産にしました。
12/14までやっています。その後は、京都に行くんだって