キャリアカウンセリング協会の継続学習の一つです。
そもそも私はなんちゃら協会というものが、資格保持のために継続学習と銘打って高いお金を払わせるような制度が気に入らないのですが(そのため資格維持ができなかったものもあります・汗)、
この高橋先生のセミナーは別。こんなセミナーに出会えて、継続学習ありがとうという気持ちです。
テーマは「プロフェッショナルと日本人の働き方」
日本の会社にプロフェッショナルが育ちにくいのはなぜ?という視点から、新しい時代の働き方について、
二時間、ものすごくたくさんの話をしてくださいました。
高橋先生はかなり早口です。その上しゃべりっぱなしです。でも、ずっと面白いから全然飽きない。
あっという間に二時間たっちゃったこういう先生が教授だったら、大学も相当楽しかっただろうになあ。
いや、大学時代はこっちが未熟で楽しさに気付かなかっただけなのか。
今回、共感したこと。
スペシャリストというのはスキルの問題で、プロフェッショナルは働き方、姿勢の問題。
本来産業化によってゲセルシャフト化すべきところが、ゲマインシャフト化した日本の会社では、
「ルール」や「役割」ではなく「人間関係」「序列」が優先される。
そのようなタテ構造の中ではプロフェッショナルというものは生まれにくい。
日本の会社の労働価値観は「組織求心力」と「やる気」に収れんさせている。
まさに、今の私の会社
仕事ができるもできないも「やる気」の問題。
朝早くから夜遅くまで働く人の方が、短時間で仕事を済ませて早帰りする人よりも評価される。
組織(上司)にこびることが職務よりも大事。
職業倫理よりも組織の論理が優先されてしまう。
そういう会社ではプロフェッショナルは生まれないと、そういうことです
プロフェッショナルとは・・・というお話もたくさんありましたが、特に心に留めようと思った3つを、
忘れないように書いておきます。
・顧客の問題解決のために働く
・高い職業倫理で自己管理する
・重要能力は具体的スキルから、結晶性知識と習慣へ
あと管理職というのは「序列」ではなく「役割」というお話も印象に残りました。
管理職だからエライというのは間違いなんですよ、管理職の皆さん。
その部署に入ったとたんに誰が一番エライのか分かるような会社は「ピラミッド型」
プロフェッショナルの育成を阻害していませんか?