
イクは 別世界から
天来したかのような
その姿に
月の。。化身?
すると
その天女の如き かの方が
その姿に
ただただ 見惚れていた。。
月の。。化身?
すると
その天女の如き かの方が
ちらとイクを見た。
!!
イクはドキっとした。
なのに
イクはドキっとした。
なのに
なぜだろう
一瞬にして
ココロが靜かに なる。。
ココロが靜かに なる。。
そう まるで
湖に映る月の光の静けさ。
そんなイメージが
湖に映る月の光の静けさ。
そんなイメージが
流れ込んで来る。
イクをチラと見た
その次、
弾みながら
風
葉の音
草の音
鈴
火の弾ける音
どれひとつとして
無駄なもの なく
靜かに しずかに
見つめ続ける。
目が離せない。。。
コヨヒ
ツドフ
トワノ
エニシ
チリン
メグル
イノチ
サテモ
タノシ
ウタへ
オドレ
チリン
イクエ
コへテ
シャン
サレド
ココ二
シャン
ナラバ
アルハ
ミチル
ヒトツ
シャン
天女の
シルクのような髪が
月の光と 火の光を
混ぜながら 動かす。
シャン
シャラン
シャラン。
コトダマの響きに
呼応して
振動が 細胞たちを
イクをチラと見た
その次、
天女は 微笑みながら
少しかがんだ。
そして右手をふわりと
真っすぐにあげてゆく。。
シャン。。。
さらに
足で地面をトンと蹴る
シャラン。
うねりながら
真っすぐにあげてゆく。。
シャン。。。
さらに
足で地面をトンと蹴る
シャラン。
うねりながら
様々に形作る 手。
「印」を結ぶかのように。
弾みながら
でも ゆるやかに
飛んでいるかのように
見える 舞。
舞い踊る たび
見える 舞。
舞い踊る たび
シャラン
と清めの鈴の 音。
チリン
と高らかな 音。
風
葉の音
草の音
鈴
火の弾ける音
どれひとつとして
無駄なもの なく
全てが シンフォニーに
なっていた。
その音を 捉えて
その音を 捉えて
満月の光を浴びて
舞い 踊る 天女。。
取り囲む いろんな生命体。
取り囲む いろんな生命体。
靜かに しずかに
見つめ続ける。
目が離せない。。。
というべきなのか。
ーー
リズムが変わっていく。
ーー
リズムが変わっていく。
緩 急
波のように
風のように
星のまたたきの
波のように
風のように
星のまたたきの
リズムのように
火 と 闇
天空 と 地
火 と 闇
天空 と 地
対するものの 間を
彷徨い つつ
彷徨い つつ
スポットライトになって
火の光が
湧き出るエネルギーの
ようになって
舞い 踊り とめどなく
光とともに 動いてゆく
天女の 他
取り囲むモノは
微動だに しない。
やがて 天女の舞が
少しずつ
ゆっくりに なってきた。
天女は 眼を閉じ
スゥゥゥーー
と 息を吸い込んでゆく。
そしてーー
そこにいる
すべてのモノ達が
ーー
耳からではなく
心の中に
直接響いて来る
コトダマ
を感じたのだった。。。
チリーン
マコト
ミチル
チリーン
マコト
ミチル
コヨヒ
ツドフ
トワノ
エニシ
チリン
メグル
イノチ
サテモ
タノシ
ウタへ
オドレ
チリン
イクエ
コへテ
シャン
サレド
ココ二
シャン
ナラバ
アルハ
ミチル
ヒトツ
シャン
シャラン
天女の
シルクのような髪が
ただ うねりを
光の うねりを
光の うねりを
月の光と 火の光を
混ぜながら 動かす。
シャン
シャラン
シャラン。
イクは
そう、初めて
自分の細胞達が
すべて
すべて
コトダマの響きに
呼応して
共鳴しているのを
感じた。
振動が 細胞たちを
ゆさぶってゆく。
ぐん と
古い皮を 脱ぎ捨てる
ように
ふるえてゆく。
。
。
。
そして
イクの眼から
そして
イクの眼から
ひと雫 、、

