ー喜びは常に変わる


出がけに雨

ポツ ポツポツ ポツポツポツ

傘をとりに戻ろうかと一瞬考えて


やめた


癖毛の私 

以前ならバスを一本遅らせてでも傘をとっただろう

傘どころか部屋に戻ってドライヤーで髪を整えただろう

でも 今日の私はちがった

あめ? んー まっいいか!

どこかウキウキして

自分でも驚きながらバス停に向かった


誰も見てやしない

自分さえ気にしなければ

なんの問題もないんだ


自由だな


グッと握った手を緩めると

ひとつまたひとつと

あたらしいよろこびが待っているみたいです



中学生の私にそっと耳うちしてきます。。。





美葉