目に見えない世界に 興味があった

幼い頃は 夜のトイレほど 怖いものはなく

紺色の空を見るだけで ゾッとした


夏になると 決まってお化けのテレビを

震えながらみた


そんな夜は お風呂が怖い


シャンプーしてると 誰かいるんじゃないかと

時折 顔を上げては 振り返ったり

曇りガラスのドアに 

いるはずのない人影が 見えたらどうしようと

起こってもないことに 怯えていた



ウケる



大人になってわかったことは

目に見えないものを信じて怯える私と

目に見えないものをまったく信じないクールな私が

両方いることだった


数秘で言うなら 4と11

まるで陰陽だ

その両方があって わたし

どちらの言い分も よくわかる

どちらもあるし どちらも本当



まるで

みんなちがってみんないい

みたいな。



視点を選ぶ



どこから世界を見たいのか

自分で選べるなんて 



最高じゃないか










秋は

どうしてこんなに

素敵なんだろう





美葉