今回の報道にてエホバの証人が輸血拒否や虐待について以下のようにコメントされていたことについてコメントします。

 

わたしたちの組織の特定の人が輸血を拒否するようだれかに強制することはありません。

エホバの証人は輸血やその他の治療法を受け入れるかどうかは各人の個人的な決定であると考えており、強制されたり圧力を受けたりして決めることではないと教えています。

親が聖書の原則に基づいて愛情を持って子どもを教え導くことを勧めており、それは日本の最新の児童虐待防止に関する法律の考えからとも一致しています。

 

まず最初の「わたしたちの組織の特定の人が輸血を拒否するようだれかに強制することはありません。」について。

確かにそうですよね、エホバの証人の信者に対する指示は特定の人から出るのではなく統治体という組織から出ます

こうやって誤魔化すところが不誠実ですね。

 

 

次のエホバの証人は輸血やその他の治療法を受け入れるかどうかは各人の個人的な決定であると考えており、強制されたり圧力を受けたりして決めることではないと教えています。」について。

こちらは完全にアウトです。すでに取材にて現役長老が勇気を持って回答してくれましたね。

長老だけが扱える文書S-55「親として子供を血の誤用から守る」にはハッキリと

親は「血を避ける」ことを固く決意し、子供のために輸血を拒否しなければなりません。

親は決して確信を弱めてはなりません。

と記載されています。そして長老はこれを輸血が必要になったケースの対象者(特に親)に徹底させるわけです。

ここでも強制性が生まれているのです。長老は親がそれを守らないと本部(米国本部の統治体と呼ばれる組織)から長老職を剥奪される可能性が発生するので、入院中だろうがなんだろうが押しかけて徹底させようとします。そして親は命令を守らないと排斥になる危険が出てくる、という構図です。

 

 

最後に「親が聖書の原則に基づいて愛情を持って子どもを教え導くことを勧めており、それは日本の最新の児童虐待防止に関する法律の考えからとも一致しています。」について。

ここも誤魔化していますね。

「法律の考え」と言い、法律(昨年12月に発表された宗教的な虐待に関するガイドラインのことですよね)の背景の考え方(信仰の強要)には賛同している、つまり自分たちは信者に信仰を強要しているわけではない、として、直接的な回答には触れないでいるのではないでしょうか。

 

 

 

次回以降は、 JW2世であるがゆえに経験してしまった出来事や心情など色々と書いていこうと思います。

 

微力ですが、法律や条例等でエホバの証人に大してメスをいれる一助になれればです。