過去の話やけど
2011年秋頃のこと
両膝に少しの違和感を感じ、近くの開業医(整形外科病院)で診察
少し腫れはあるもののその場では原因はわからず、念の為に血液検査を

後日、血液検査の結果、軽い炎症反応はあるもののリウマチ因子は正常値の範囲内で、痛み止めと湿布で様子を見ることに

それから二、三ヶ月やろうか?
膝の腫れが酷くなって、90度以上膝が曲がらんようになり、もう一度開業医の所へ
もう一度血液検査をし、結果はリウマチやないと!
原因がわからんのは嫌やから、詳しく調べる為に、近くの市立病院で膝関節のMRIを撮ることに
後日結果を持って開業医に見せたけど、なんやろなぁ、、、?

膝関節に問題があるかもしれんという事で、H大整形の関節専門医に見てもらう事に
(後でわかったんやけど、開業医はリウマチ専門医やった!)

数日後、MRI画像を持ってH大へ

先生に画像を見てもらい触診してもらったけど、関節自体は悪くない。
腫れの原因は先生もわからない?

これでは困る!せっかくH大まで来て、原因がわからんままでは、この先不安になるから、はっきりと何が原因かを調べてくださいとお願いしたら、整形の別の専門(リウマチ、炎症)の先生に後日診てもらう事に

数日後、リウマチ専門医のE先生に診てもらい
当日血液検査をし、一週間後に血液検査の結果を

E先生は、結果から見て関節リウマチやと思います…
CRP→3.5(0.3以下)
RF→38(15以下)
MMP3→1270(37〜121)

聞いた瞬間!終わった!
って正直思ってしまった!
自分のリウマチに関するイメージは、治らなくて、関節が壊れていく…不治の病

肩を落とした自分にM先生は、大丈夫ですよ!
今は昔と違って良い薬があります。
リウマトレックスという薬がありますので、まずは一週間、決まった日からスタートし、12時間おきに1錠ずつで計3錠(6㎎)から始めましょう
そして、副作用を軽減させるために24時間後にフォリアミン一錠

そうして、E主治医と出会い治療がスタート

薬を飲み始めて、一ヶ月後の血液検査の結果
CRP→0.93
RF→38
MMP−3→775

炎症反応も関節破壊?を示すMMP−3も下降傾向にあって良い状態。

最初は効くかどうかでリウマトレックス6㎎からスタートしたけど効果があったから、自分の体重からしてそれでは少ないので、10㎎に増量!

そして、また一ヶ月後に採血、診察。
CRP→0.11
RF→39
MMP−3→402

リウマチ因子は上昇してるけど、そこはそんなに気にすることなくて、大事なのは炎症反応と関節破壊の数値!

この後の詳しい血液検査の紙を無くしてるので、詳しくは忘れたけど、その年の年末年始位にはRF以外は基準内になって、着実に下がっていってる!
リウマトレックス10㎎は継続。

それから約二年薬を飲み続け、血液検査の数値は多少の上下はしたけど、CRP正常値内、MMP−3正常値内、RFだけは25前後を?

一番怖い副作用の間質性肺炎も、特にこれと言った事もなく、関節破壊が起こることもなく無事に過ごしてたんや。

がっ!

あの2014.09月 眼球結膜のメラノーマになって、翌年1月に耳下腺転移の疑いが出た時に、頭頸部外科教授の先生と整形のE先生との間で治療方などの話し合いがあり、教授はリウマトレックスをやめてと言ってないのにE先生が薬をやめさせてと勘違いしたのか、リウマトレックスは中止になった。
(メラノーマにとっては免疫力を上げなアカンから良かったんやけどな!)

その時からもうすぐ3年になるけど、RF以外は相変わらず安定してて、現状としては、関節リウマチは寛解状態!
嬉しい話やで!

ただ、何の治療もしてへん事無くて、メラノーマの再発防止のため、眼球と瞼周りにインターフェロンβ注射を週一で継続してて、今年の7月から二週間おきで継続中。(今週の水曜で127回目)

関節リウマチの治療には、免疫抑制剤。
メラノーマには、免疫系を活性化させるインターフェロンβ

治療が相反する病気になったんやけど、現在はどちらとも再発もなく安定してる。

自分なりに思うんは、インターフェロンの注射によって、免疫異常になっていた身体が上手いことバランスが取れて、関節リウマチが落ち着いてるんやと思う。
この事はH大のE先生も、インターフェロンβが何らかの影響を与えているかもと言っていた。

人間の身体はホンマに不思議や!

免疫バランスが少しでも崩れるだけで、体調を崩したり病気になる。
色んな治療をするにしても、免疫のバランスが取れてない状態やと効果も薄くなるような気がする。

免疫は気持ちにすごく反応する。
ストレスや痛みを緩和出来ることが精神状態を安定させて、色んな治療の先に繋がるような気がする。