仕事が年末のため休みになり

読書に勤しんでいます。ニコニコ

 

最近読んだ本の中で、受験や子育てに役立ちそうな書籍を紹介します。

 

「人は誰もが多重人格 田坂 広志 著」

 

 

 

この本は一見、精神医学の話?と思いますが、

そうではなく、人は誰もが自分の中に複数の人格があるので、

それを自覚し、それらを抑圧することなく、

自由に出すことができたら、

素晴らしい才能の開花をもたらす、

ということが論理的に書かれてある書籍です。

 

まずは、無意識の世界の怖さについて記載されています。

 

例えば、床にチョークで幅30センチの2本の線を引いたとすると、

その間を歩くこと、あるいは走り抜けることは容易です。

 

しかし、それが地上から何百メートルの上空にある、30センチ幅の

手すりのない橋だったとすると

そこを歩いたり、走り抜けたりすることはほとんどの人ができません。

 

つまり、同じ30センチの幅なのですが、

無意識的に

ここから落ちたら死んでしまう、危険だという信号が発せられ、

人間はできなくなるのです。

 

無意識は、人間の力を抑圧してしまうという簡単な例です。

 

(引用)

深層意識の世界に恐怖心や不安感などの

否定的な想念やマイナスの想念があるだけで、

我々の能力は無惨なほどに萎縮してしまうのです。

 

田坂氏はこの無意識の力を変えなければならないと語ります。

 

つまり

「私は経理だから人と接する仕事は向いていない。」

「私は国語が得意だから、数学は苦手だ。」

「私は女だから、理科は苦手だ。」

などといった紋切り型の、人を一般論で縛ってしまうような意識が

無意識に生じた場合、

それらを取り払っていかなければ

前述した30センチ幅の橋のように、

意識が萎縮し、

能力は開花しないと言うのです。

 

そのためには、柔軟に様々な仮面を自分にかぶせてあげることで、

自分の多彩な能力を開花させてあげることが必要だといいます。

 

つまり、国語が得意な自分もいれば数学が得意な自分もいる。

友達作りが得意な自分もあれば1人を楽しむ自分もいる

というように一般的に考えられがちな紋切り型の通念ではなく、

人にはもともと様々な才能があるのだから、

それを柔軟に引き出して、

その時々によって使い分ければいいと筆者は言います。

 

(引用)

自分の中に隠れている様々な才能を開花させたいと思うならば、

自分が被っている硬いペルソナ(仮面)に気づき、

その硬いペルソナが深層意識で抑圧してしまっている

隠れた人格と隠れた才能に気づく必要があるのです。

 

娘(中学3年生)は模試や試験のたびに、

「私はできない。私はダメだ。」

「私は数学は苦手だ。」

「私は国語が苦手だ」

などと言って自分を責めることがあります。

 

また、私自身、職場で

「自分は繊細だから、

後でくよくよしないためにも

意見を言わないようにしよう」

と自分を「繊細な自分」と決めつけて

思い切ったことをしないようにしてしまいます。

 

このようなマイナスの言葉は無意識のうちに人を抑圧してしまうと

筆者は言います。

 

国語ができるから、数学ができないといった通念に支配されることなく、

それぞれ、人の中にはたくさんの才能があるのだから、

それを都度引き出して、

柔軟に対応していくということが大切なのです。

 

無意識の殻をやぶるためにも

自分の能力を決めつけずに、

その都度、人格を変えるように

いろんな自分を引き出していく、

このような生き方ができるように

なれれば、と思いました。

 

娘の能力を考える際にも大変参考になりました。

 

皆さんも、時間があるときにぜひ読んでみてください。