今治建築研究会議発足
今から8年前の28才の時、初めて京都に建築巡礼の旅に出かけました。京都に入った瞬間から古典建築の数々が壮大なスケールで目に飛び込んできて一瞬で現実感を奪われるほどの感動を受けました。そして、無我夢中で町並みを歩き続けました。それからの帰り道、古都を一歩でた途端、赤や青、黄色の看板や無秩序で勝手気ままな建築群に衝撃を受けました。秩序ある情緒豊かな京都を見たあとだったのでそのギャップからか、なんて現在の日本の町並みは醜いのだろうと心底感じました。それまで町並みに対して良いも悪いもあまり意識したことはなかったのですが、一方では日本人の感性に共感し一方では愕然とするという体験をした時、おこがましくも何とかして改善できないものかと何故か真剣に考えていました。
一つの建築の集積が町並みになり、その町並みが美しくなるためには単体としても美しく、複合体としても美しい建築でなければならないと思います。しかし、古典建築の複合体としての美しさは統一性、秩序、時代感などがあるからで、現代の建築が立ち上がるシステムは法律による合法性と施主との合意が得られれば勝手気ままに建てられていきますから、近代の町並みにそれを望むことはあまりにも無謀な行為かもしれません。
それでも、少しでも自分たちの職能をもって貢献できることがあるのではないか。日本中は無理としてせめて自分たちが生まれ育った町に何か出来ることがあるのではないか。一人の力ではテーマが大きすぎますが、同じ思いを持つ者たちのネットワークで取り組めば今後の建築のあり方が見えてくるのではないのか。このようなところから今治建築研究会議は発足しました。まずは3月27日から河野美術館で「建築×写真」アート展を開催いたします。そこで意見交換させていただいたことや今日的な問題意識などを今後の「会議」の中で議論していきたいなと考えています。
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