創造する精神性
町並みに建物だけだとなにか物足りない。威嚇的で殺風景で角々しい感じを受けます。そこに植栽とか庭とか優しいもの、有機的なものをマッチさせてやると調和が取れるような気がします。しかし、ひとえに庭といってもさまざまな庭が考えられますが、そもそも何故庭という文化が存在するのでしょうか。海岸などの風景が美しいところに建てられている社寺や民家に庭が作られたり山村の美しい敷地になおかつ庭が作られたりしています。大きな美しい風景という庭があるのにそれなのに、何故庭が作りたいのでしょうか。
その理由の一つに人々が持っている表現能力が上げられると思います。家の眼前にいくら美しい海洋風景があったり川の風景があったり山岳の風景があってもそれだけでは満足できなくて、逆にそれらの美しい風景があればあるほど別な立場で別な自然の美を構成して見たいという欲求があるのではないでしょうか。京都の龍安寺の石と砂の庭や、銀閣寺の砂盛などが、よい例だと思います。つまり、その周辺にある風景とはまるで違った庭が造られています。人々は自然の美を自分なりに租借し再現して楽しもうとする欲求を持っている現われだと思います。
建築にしても庭造りにしても人々が持つ表現能力を存分に発揮し創造し作っていくことで自己の幸福にもつながり、そのことによって町並みもよりよく生成発展していくことにつながりはしないだろうか。自分たちが住む町並みに対して誇りを持つきっかけになりはしないだろうか。方法論はさまざまだとしても根底にどのような精神性を宿しているかが重要なのだと思います。
建築×写真 報告
3月27日から3月31日まで延べ480人もの人達が河野美術館にご来館下さいました。有難うございました。
展示の仕方、写真とのコラボレーションのおもしろさ等お褒めの言葉をいただいた反面、順路の不明瞭さ、パンフレットの読みにくさ等ご指摘も受けました。建築の可能性や、多様性、楽しさや、奥深さなど色々なことを伝えたいなと意気込んで企画しましたが、配慮の至らないところが多々あったなと反省をしております。
この経験を今後の活動に活かして、建築や町並みに関することが主になると思いますがよりよい情報発信が出来たらなと考えています。これからもよろしくお願いいたします。
建築×写真
思いのほか大勢の方々が来て下さり、平日の2日間で120人超とは驚きです。
TV、新聞社そして今朝はラジオと取材などもあり、なかなか対応もままならず
ご不便をお掛けしてるかと思いますが残り二日間と半日(31日まで)ぜひお立ち寄り下さい。
今回は、美術館の空間全体を変化させ、ひとつの展示物にしております。
現代アートのいわゆるインスタレーションを試行錯誤しながらも行っております。
コンセプトとしては、 まちなみ です。
一時的なまちなみですので、ぜひ体験して頂きたいものです。
1点1点の建築、写真そして全体をひとつのものとして
何か感じていただければと思っております。