インテリアデザイン
建築は、社会とのかかわりとは無関係ではいけないし、無関係ではいられない存在だと思う。個人の住宅でさえ保存・再生運動が起きてみたり世界遺産になったり、時代を写し出す文化や、地域や国をあらわす文化に深く影響している。しかし、インテリアデザインについてはどうだろうか。外観については古き良き景観を残そうとか、保存町並群に指定されたとか取沙汰されているが内側のデザインについては、あまり語られていない。インテリアデザインこそ、生活習慣や風習が受け継がれ個人の人となりをもっともあらわしている部分のひとつで、生活の知恵の結集だと思うのですが。日常の中でモチベーションとか感情にすごく影響があるのがインテリアだと思うのにあまりデザインして住もうという気配を感じることができない。すばらしい絵画や彫刻が人々の内面に豊かさやインスピレーションを与えるようにインテリアもしっかりデザインすれば空間芸術になりえるのではないかと思います。しかし、どういうデザインがいいのか、その判断基準はどういうものなのかなどの蓄積がないのでチャレンジしたくても方法論が見つからないのが現状ではないでしょうか。内部にこそ力強くデザインしていきたいものである。