不倫は、男女関係なので、どうしてもそこには恋愛感情があり、何らかの絆があるように思ってしまうのは当然です。
妻の女性としてまともな感覚でこの二人を見ていると、もしかして二人は本当に愛し合っていたのではないか?と思うのも無理はありません。
不倫者たちも、自分たちの恋愛は本物だと錯覚しあっているので、LINE やメールのやり取りもドラマチックなものになりがちです。
夫が別れた女に未練タラタラだと、相当魅力的な女性だったのではないかと思い、妻の自分が女性として劣っているように感じるかもしれませんね。
しかし、不倫恋愛は通常の恋愛ではなく、執着・依存関係になっているケースが非常に多いです。
依存症者から、依存物質を引き離す時、強い禁断症状が現れますよね。
アルコール依存症者が酒を断っている時に、強く酒を求めるのは、酒そのものに魅力があるからではないことは理解できると思います。
酒を飲んだ時の興奮、全能感、嫌なことを忘れられる安心感を求めて、酒を欲しくなるわけですよね。
不倫者たちも、それと同じです。
相手に魅力を感じているわけではなく、自分の中の心の隙間が埋まる感じが心地よかっただけ。
そして求めているのは、心の隙間を埋めたいという欲求なわけです。
本当の解決のためには、夫本人が、「依存症的な理由で浮気相手を求めていただけで、恋愛だと思っていたけど、それは違っていた」と気付かないといけないです。
しかし、それができるかどうかは夫の人間力にかかっているので、妻がどうこうできる問題ではないかもしれません。
ただ、少なくとも妻は、夫が浮気相手にまだ未練があるかも?と不安になる必要はありません。
依存症者が依存から回復するためのリハビリ期間だと思って、見守れるよう、頑張ってください。