海になれ | 今村意仁のブログ

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新人研修に参加したときの話。

「しっかり育てなければ!」と重く責任を感じる。

 

どんな人でも新しいことに挑戦すると、生き生き、ワクワクする。
そんな気持ちが続けば誰もが幸せになる!成功するはず!


でも続かないのはなぜ?


それは、自分の思い通りにならないと、
無意識に環境や周りにいる人達の責任にしたくなる。
そして少しずつ最初の気持ちが薄れる。


そして知らず知らずのうちに

最初の気持ちや夢を諦めてしまう!忘れてしまう!
何度も何度も諦めたり忘れたりしているうちに、

夢も目標もない人生になると思う。
だから「これから先は自分の思うようにならない時に、責任転換するな!」と
毎年全力で伝えている。

店長や先輩たちに伝えたい!
少し前までタイトルが「とんび」というドラマがテレビで放映されていた。
主人公は「ヤス」というトラック運転手。
真っ直ぐで、純粋で人間味溢れる人情家で町中の人気者である。
そして息子の「アキラ」。
アキラが小さい時、積荷の下敷きになりそうになり、
助けようとした母親が、積荷の下敷きなって亡くなる。


ヤスは母親が死んだ原因を伝えることなく、

1人でアキラを育てることを決意する。
ある時、アキラに「父ちゃん!なんで僕には母ちゃん居ないの?」
と泣きながら言われる。
父親代わりの和尚に相談すると、

突然アキラに「海に行こう」と誘う。
季節は冬で、雪も降っていた。

ヤスは「風邪を引くから」と拒むが、
近くにいた町の人達と共に海辺に行くことになる。
そこで和尚は、アキラの服を脱がせる!
「アキラ!お前には、父ちゃんが居るから暖かいだろう!でも背中は寒いだろ?」
と聞く。アキラが「うん」と答えると、

和尚が背中に大きな手を当てる。
「まだ寒いか?」と聞くと「うん」と答える。
和尚は周りの町の人達に
「お前たち何をしている!

アキラが寒いと言っているぞ!皆で温めてやれ」と、
激を飛ばす!そして、皆で背中を温める。
和尚は言う。

「アキラ!お前には、母ちゃんは居ない!」
「でもお前が寒い時は、何時でもワシが温めてやる!」
「ここにいる皆が温めてくれる。

足らなければ、町の人達がお前を温めてくれる」
「だからお前は寂しくなんかない!」と。
つづけて和尚は
「ヤス!お前は、海になれ!寂しさは雪のように地面に積もる。
どんどん積もる!でも海を見ろ。

海には雪は積もらん!海は雪を溶かしていく!
だから海には雪は積もらん!

だからお前は、アキラの海になれ!
アキラが泣いたらお前は笑え!

笑ったら一緒に笑え!海になれ!分かったなヤス!」
と諭した!


俺たちも皆で、新しい仲間(新入社員)を温めてやりたい!
と感じた!よろしく!