こんにちは
前回の続きです
そもそも私は、
母に自分のきもちを話すのがとても苦手だ。
どうでも良い話や、人のことはいくらでも話せるのだけれど
いざ自分のきもちを話そうとすると、喉の奥がギュッと締め付けられるように痛く苦しくなって、何も言葉が出なくなってしまう。
言いたいことが色々あっても
何も喋れなくなってしまうのだ。
これは昔からそうだったけれど
あまり自覚的ではなかった。
大人になってから、
パートナーに上手くきもちが話せなかったとき
初めて自覚的になった。
本音が自覚できない
きもちが話せない
って、本当に困る。
すれ違いやトラブルも起きやすいし
信頼関係なんて築きようもない。
けどこれからの人生、
大切な人とは本音を話して
きもちを伝え合って
堂々と生きていきたいなぁって思ったのだ。
"怒らないで"
"こわいよ"
"もっと褒めて"
"私のこと認めて"
"お母さん笑って"
"寂しい"
子どもの頃、
言いたかったきもちに気づいたから
一度、実際に母に伝えてみることにした。
せっかく生きているのだから。
生身の母と話がしてみたかった。
私は母と真面目な話をするのが苦手で
普通に話してもちゃんと言える気がしなかったから、
手紙を書いて、母の前で読み上げることにした。
実家に帰って、母と二人になるタイミングを見計らって
「ちょっと、手紙を書いてきたから
聞いてくれる?」
と伝えた時点で、
私はすでに泣きそうだった。
いざ、
手紙を広げて読もうと思っても
全然声が出ない。
喉の奥が痛くなるくらいギューーーっと締め付けられて
言葉が出ない。
この喉の痛み。
私は色んな折々に感じていた。
今までたくさんの言葉を飲み込んできた。
それでも今回はちゃんと伝えたい。
やっとの思いで振り絞って
こどものころ私は
お母さんのことがとってもとっても怖かったこと
そもそも私はとても怖がりな人間だということ。
そして
父は姉が可愛いのだと思っていたし、
母は妹を可愛がっているように見えて
自分はなんだかいらない存在のようで
寂しくて
拗ねくれていたこと
怒るばかりじゃなく、
もっと私の良いところを見て
認めて
褒めて欲しかったこと
母の溜息を聞くのが苦しかったこと
一緒にお菓子を作るのがすごく楽しかったこと
でも、また作りたい!と言ったら
「いつかね。」
と言われてそのいつかが来ないことが悲しかったこと。
母に笑っていて欲しかったこと
今のパートナーとのことに関して、
心配ばかりかけるけれど見守っていて欲しいこと。
そして、
お母さんが大好きだということ。
・・・他にもいろいろ伝えた気がするけど、
感情が溢れていっぱいいっぱい過ぎて何だったか忘れてしまった。
一通り伝えることができて、
もう私はぐしゃぐしゃ。。
母は、黙ってじっと聞いてくれていた。
伝え終わって、母から
「今それを言われても、もう今更どうにもしてあげられない。」
と言われたけど
「どうして欲しいとかじゃなく、ただ私のきもちを聞いて欲しかっただけなんだよ。」
と伝えた。
大人になって、こんなことを母親と話す日が来ようとは思ってもみなかったけど、
いろんな気持ちを話せたことは、
私にとってはとても大切なことだったように思う。
最後に
私のこと、大好きだよね?
愛してる?
と聞いた。
母はびっくりしていたけど
大好きだよ。愛してる。
と言ってもらった。
親から愛されていることなんて、
頭では分かってはいた。
そこまで疑問を抱いて生きてきたわけじゃない。
けど、
頭で理解している自分と
体感として寂しくて寂しくて拗ねくれていた自分が分離しているような感じだった。
昔から基本的に感情表現をしない母
その母から直接、その言葉を
母の口から聞いてみたかった。
手紙は読み上げるために走り書いたものだったので、渡すつもりは無かったのだけど、
帰り際に母から
「その手紙、置いて帰って。
ゆっくりもう一回ちゃんと読みたいから。」
と言われ、少しためらったけど置いて帰ることにした。
そして、
「言ってくれて良かった。
あなたは育てやすい子どもだったし、そんな気持ちを持っていたことも、言われなければ気づくこともなく、ずっと知らないままだった。
ありがとう。」
と言われた。
母のことは好きだったけれど
私はいつもどこか恐れていたし、
気を遣っていた。
これから、母とも
もっともっと本音のコミュニケーションが出来るようになっていきたい。
お母さん、わたしを産んでくれてありがとう。

