月刊「ねこぱんち」の中に収載されている

作品です。作者は岡井ハルコさん。

好きな作品で、発行を毎月楽しみにしています。


今月の作品は特に印象深かったので

書き留めておくことにしました。

お読みになっていない方が

いらっしゃるかもなので、分かり易く書きます。

(私自身忘れてることって、あるから・・・)


季節は、秋かなぁ~

それは、ある日のこと準主人公の頼ちゃんが

青ざめた顔で帰ってきたところから始まります。

「恐ろしいものを見た・・・」

この時点で、オカルトっぽかったらいやだなぁ~

って思ったんです。


お話は、ここから半年くらいさかのぼった

2月くらいから始まります。


ガールフレンドのひかりちゃんの

おうちでお雛様を飾ってる場面。

三人官女の一人が、すくっと立ち上がって

なんと、窓から脱走したのです!

それを偶然見ていたオードリー(猫)が

追いかけます。

見つけた女官に言った一言。

オードリー「余計なお世話だけど戻るなら早いほうがいいよ」

     「アンタ人形なんだから、顔に汚れが付いたら

      おしまいだよ」


すると、これに対して女官の返事が


女官「・・・いいんです・・・二度と戻らない覚悟で

   出てきました」


ここで、グッとひきこまれたんですよねぇ~


女官「20年あまり 一年の殆どを暗い押し入れの中で

   過ごしてきました。もう そんな生きながら

   死んでいるような暮らしは嫌なんです」

  「たとえ命を縮めることになるとしても

   私は「生きて」みたいんです」



ここから女官の野良生活が始まります。


この後は、興味のある方それぞれで読んでいただいて

それぞれ感じていただいたほうがいいかなぁ~


私はぐーって苦しくなって、最後救われた感じでした。