ホットタウン 呉,新世界&太秦
初夏の「仁義なき戦い」大会2018@新世界東映
1週目は「実録外電 大阪電撃作戦」('75)をカップリング
両方松方弘樹、渡瀬恒彦が大暴れなので2人のファンはMUST CHECKですね
特に松方弘樹はどちらもナイスな死にっプリで楽しませてくれます
この2人、この時期に徹夜の撮影が続いたらしいんですが、どっちが長い事起きてられるかとゆー勝負をしてたみたいです
そして2人はほぼ同時期に亡くなってます
そんな無茶な姿勢が作品を面白くしてる部分もあると思いますが、もっと長生きしてほしかったのでファンとしては複雑な気分でもあります、、、
でもビーユーティーやっぱりそこまで芸に懸ける姿は励みになります
DJでも無難なPLAYに終始してる人に魅力をカンジないしなぁ
ま、そーゆーコトです
ちなみに「大阪電撃作戦」、タイトル通り大阪が舞台なので地元民の方々は他の地域にお住まいの方より楽しめると思いますよ
たしか新世界からすぐの西成も殺戮シーンで出てきたはずだし
配信やDVDでは味わえない暗闇の大画面での鑑賞後に作品世界をより身近にカンジられるのってス・テ・キ!
そして2週目は「仁義なき戦い 広島死闘篇」('73)と「脱獄広島殺人囚」('74)とまたまた松方弘樹主演作をカップリング!「広島死闘篇」の北大路欣也も脱獄広島殺人囚だったし、2 MUCH感溢れるナイスな組み合わせでかなりゴキゲンですハハ!
このカップリングだと広島イコールホットな暴力タウンとゆーイメージを抱いてしまう可能性を否定できませんね
「仁義」が大ヒットをブチかました当時、広島市の防犯協会等が中心となって「ありもしない暴力沙汰を描いて迷惑している」と言ってきたらしーんですが、脚本を担当したグランドマスター笠原和夫は「ありもしない暴力沙汰なんて1件も描いていない。逆に多すぎたので割愛したくらいだ。第一こういう映画が堂々と作られるという事は現在の広島が安全な街という証明にもなるはずだ」と見事な返しで応酬
さらに「これが同じ呉の海兵団の話だったらこのようなクレームは付けないと思われる。お国の為に命を差し出す行為を良い事だとでも思っているのだろう」とも言っています
防犯協会ってゆーのもピーオーエルアイシーイーの天下り集団だし、いかにも体制サイドらしいコメントと東映らしいコメントのやり取りに溜飲が下がります
ま、今の東映はどーなのかよく分かりませんが、「狐狼の血」(2018)は実録全盛期のGROOVEを纏っているよーなので気になってます
役所広司は数年前にトビタ東映で観た「シャブ極道」('96)以降フェイヴァリットな役者だし
そーいや「シャブ極道」も大阪が舞台で、なおかつ西成トビタとゆー鑑賞環境も相まって相当良い映画体験になりました
そーそー「シャブ極道」の時代設定が「仁義」が公開された1973年ってゆーのもかなりゴキゲン!
きっと劇中の役所広司もシャブキメて「仁義」観てたんだろーなーハハ!
でも「狐狼の血」、無個性で特色のナイ、シネコンでは観る気があまりしないので新世界東映にやってくるのを待ちます
その時のカップリングは何がピッタリなのか?そんなコトをホットタウン新世界で一杯やりながらボンヤリ考えるのも楽しいゼーハハ!
よく東映ヤクザ映画が任侠/実録路線合わせて10数年もの間人気を博したのは希有なコトだって評論家の方々がおっしゃってるのを目にしますが、それは若山富三郎の喜劇テイストなヤクザ映画、梅宮辰兄ィのナンパ物やスーパークラシックシリーズ「不良番長」、鈴木則文監督による玲子&美樹のお色気ビッチ映画とカップリングだったからです
なぜならヤクザ映画ばっかり続けて観てると疲れるもん!
実際東映ヤクザ映画を特集上映する東京のちょっと小綺麗な劇場に何度か足を運んで色々観たけど、なんかしっくりこなかったコトがチョコチョコあったもんね
特にALL NIGHT LONGで朝までヤクザが殺し合う映画を観続けるなんてグッタリです
お互いの良さを殺し合うみたいな
今回の「仁義なき戦い 広島死闘篇」と「脱獄広島殺人囚」みたいに相乗効果でプラスに働くケースもあるけど、やっぱり健さんや鶴田浩二がピリっとしてたり、ギラった文太兄ィが野良犬のよーに死んでいく映画には笑いorお色気映画がピッタリDA!
ギャングスタRAPばっかり続けて聴けないのと一緒
ハードコアなのもイーけどプリンス・ポール、ナイス&スムース、カジモトも最高だもんね!
DJ気分でナイスなカップリング、つなぎを考えるのも一興ですよ!LETS GO!