契約する納骨堂、契約書を読んだらよくわからないことや決めかねることがあり、住職さんに電話して相談してみました。




1つは「檀家」になるか、ならないか。

父方の本家は檀家の役員なので、十数年前に代々のお寺の本堂が焼けた時、従兄弟が再建に奔走したそうです。

金銭的にも精神的にも肉体的にも、大変な負担です。

できればなりたくなくて伺ってみましたが、納骨堂の契約者さんはほとんど檀家にはならないと聞いてホッとしました。


もう1つは「戒名」。

戒名を希望するかorしないかと、希望する場合に生前戒名を希望するかどうか。

こちらは、希望と希望しないとが半々で、生前戒名はほとんど無いそうです。

葬儀を遠方で行なって納骨だけする場合は、戒名も葬儀を執り行なう時に付けるのかもしれません。


他にも、「委託葬」という聞き慣れない項目があったりしましたが、住職さんもその取扱いについては〇をしなくてもとのこと。

納骨堂は先代の住職さんが建てられ、契約書もその時に作られたので、現状とそぐわなくなっていることが見受けられるそうです。

「契約書の内容も見直さなければならないと思っています」ということなので、お支払いに関することだけ確認して、それ以外は追々になりそうです。



うちは葬儀はこのお寺の住職さんにお願いするつもりです。

生前戒名にすると、そのための法要を執り行なう手間と費用はかかりますが、先に位牌を作って、両親の位牌と同じくお寺の本堂で預かってもらえることを確認しました。

納骨堂はお参りする子孫もいないので、13回忌以降は合祀してもらうつもりですが、位牌は言葉通りの永代で預かってもらえます。



葬儀も、葬儀社をいくつか見て、仮契約まで済ませることを考えていましたが、そちらは見学程度にしておいた方が良さそう。

どちらかが「おひとり様」になったあと、施設入居になれば、施設で葬儀の手配となる場合が多いそうです。

施設の紹介先でも、よほどの遠方でない限り、住職さんは来てくださいます。



最初は「まだ早い」と言っていた夫も、決めておけることは決めてしまって良いと考えがかわったようです。

今なら億劫な手間も動けるし、目前に葬儀を考える状況になったら、かえって抵抗感あるでしょう。


相談し、生前戒名で申込むことになりました。

ふたりの戒名決定後は法要をして、位牌も注文して本堂に納めます。


私が「歳の順とは限らない」と言ったのが決め手かも(笑)

何もしていなかったら、イチから自分で手配…の可能性も充分あるので。