ブロガーさんの「担当者会議」の記事を読んで、母の頃を思い出しました。

「担当者会議」は、介護にかかわる全員が集まってする顔合わせを兼ねた会議です。

当初は「大げさな」と思いましたが、それぞれの業務の担当者だからこそ気づくこともあり、情報共有のためにも年に1回の顔合わせは必要だったと思います。


左麻痺の弟の時は、ケアマネさん、ヘルパーさん、往診医、訪問看護師、訪問リハビリの理学療法士。

母の時はケアマネさん、リハビリ通所2カ所のソーシャルワーカーと療法士、ヘルパーさん。

言語リハビリと運動リハビリを受けていたので、その両方の療法士です。

ヘルパーさんはリーダーと担当者が来ていたので、母と私を含めると10人ほどになり、ソファでは足りずに他の部屋から椅子を動員。

次からはスツールを数個買いました。


経験の無い方は迎える準備を考えられると思いますが、基本、会議のできる部屋があれば充分。

椅子すら、足りなければ床に座るからと言われました。

ガスや電気の検査等に来る業者さんを迎える時と同じ、立会いが必要なだけで、何も準備はいりません。


母は初回にお茶の用意をしていましたが、会議のテーブルから下げてくださいと言われて、次から出さなくなりました。

色々書面を出しての業務の会議だし、毎回署名捺印の必要な書類もあり、水濡れで汚して困るものも多い。

そういったことと、寝たきり独居のお宅でも会議はあるので、利用者の公平性もあると思います。

ケアマネさんだけの月例の訪問でも、飲み物の用意は不要と言われ、出さない習慣でした。

皆さん「業務中」なので、もてなさない非礼はありません。

むしろ、些細な接待も受けることを禁止している介護会社もあります。


母のリビングは常に片付いていたので「片付け」の問題ありませんでしたが、中にはゴミ屋敷もあるでしょうし、身体介護の必要な独居のお宅で完全に片付けて迎えるのは不可能。

それに、普段の室内の状態を見ることで、必要な支援がわかるという面もあります。



とはいえ。

他人が来るということはやはり重圧です。

少しでも小ぎれいに迎えたいという気持ちはよくわかります。

うちなんか、来月のリフォームで脱衣所の床も壁も総張替えなのに、今頃洗濯機の奥の方の拭き掃除しているという…。