母と面会してきました。

いよいよ終末期かもと覚悟させられる面会でした。


目は開いていますが、正面から「◯◯だよ」と私の名前を言ってもわからないみたい。

視線が定まらず、手を握っても握り返してはくれません。


脳内の出血が止まれば退院になるのでしょうが、凝固剤のような投薬はできないので、血圧を下げながら様子を見ているだけです。

意識レベルが元に戻ることは、素人目にもあり得ない気がしました。

日曜日に「明日は退院だからね」と手を振って病室を出たのが、意思疎通できた最後になりました。

あんなに嬉しそうだったのに。



今日、手を握ったとき、母の爪がとてもきれいに光っていました。

老人ホームのアトラクションカレンダーに「マニキュア」があったので、磨いてもらったんだと思います。

帰宅願望があって「うちに帰りたい」とよく言っていましたが、ホームは大事にしてくれていました。

在宅のときは、私が介助すると強く握りすぎて、手首に痣を作ったりしていましたが、ホームに入居後はきれいな腕になって。


常々「病院はイヤ」と言っていたので、容態が安定して、少しでもホームに戻れたら良いと思います。



日曜日まで毎日面会予約を取りました。

この先どうなるかわかりませんが、面会はできるだけ行こうと思います。

ただ、高齢者は悪い状態なりに数ヶ月もつこともあり、待機する生活が長くなると私が壊れてしまう。

明日からは、面会時間以外はできるだけ普通の生活に戻るつもりです。