私は昔から猫が好きですが、一緒に暮らしたことがありません。
私がまだ生まれたばかりの頃、母が知人から「幸運を呼ぶ」と三毛の雄をもらったそうです。
三毛は毛のオレンジ色と黒の因子が雌雄を決めるXの方の遺伝子に1つずつ入っていて、通常は雌しかありえません。
雄で三毛の子はXXY遺伝子を持つ子なので、生まれてきてもカラダの弱い子が多いらしい。
うちに来た子もとてもお腹が弱かったそうで、最後には私が寝ている布団の上にお漏らししてしまって、母はくれた人に返してしまったそうです。
三毛の雄は船乗りが好むと言うし、今は数百万以上の値がつくこともあるそうなので、あの子も相応の飼育をしてくれる人に貰われていったと思いたい。
乳児の育児はそれだけでも大変で、カラダの弱い仔猫まで飼育できなかったんでしょうが、その時に一度、猫と暮らす機会を失っています。
その後、マンション暮らしが続いたこともあって猫と暮らすことはできませんでしたが、今の家に越してきてすぐ、仔猫を保護したこともあります。
衰弱していて、獣医さんにみせてもひと晩もたず、近くで眠っています。
サブリナを見送って、今度は保護猫をと色々サイトを見ていますが、なかなかご縁を求めたい子がいない。
自分の年齢を考えると7〜8歳から上の子と思いますが、野良の保護猫にその年齢の子はまずいません。
野良猫の平均寿命が3〜5歳だから。
保護団体も、成猫の保護はせずにTNR(捕獲して避妊手術後にもと居た場所に戻す)するのがほとんどで、保護は仔猫中心。
そういう野良猫の苛烈な現実も、保護猫サイトを見るようになって知りました。
一方で、今は猫の死因の多くを占めるという腎不全の特効薬開発も進んでいて、実用化されれば飼い猫の寿命は30年くらいになるかもという予測があります。
自分の家に迎えればできる医療はしてやりたいと思いますが、今から30年飼い続ける自信は無く、当然仔猫は検討の外。
年々、飼える猫の年齢が上がってしまい、いよいよご縁が見つけにくいです。