うちの庭ではこぼれ種で一年草が生えてくるということがほとんどありません。
たまにあるのはトレニアくらい。
トレニアは成長が速いので、夏の花期の間に種がこぼれて親株が元気なうちに株周りで増えてきますが、春咲きの植物で秋播きの種だと、まずこぼれ種の芽吹きを見ることはありません。
たぶん、マルチを厚く敷いているせい。
バラの株元の草取りをしやすいように、寒肥の最後に隅々まで厚く腐葉土を入れています。
以前は馬糞堆肥や牛糞堆肥を使いましたが、馬糞堆肥は高いし、牛糞堆肥は土に還りやすい。
腐葉土がコスパ的に使いやすく、今頃になっても土に還りません。
マルチしてると、雑草は生えてきますが、手を熊手のように広げて掻けばごっそり取れる。
草取りがすごくラクですが、代わりにこぼれ種の発芽も無くなります。
今年もこぼれ種は無いと思って苗の高いオルレアを蒔きましたが、苗まで育ったのが約半分。
これで足りますが、発芽にひと月もかかり、水切れしないように、毎日トレイを見なければなりませんでした。
苗が高いだけあるなと。
それが、今日、これを最後にと思って草取り始めた西南の花壇。
太陽光が西陽になったら、オルレアの苗が見えました。
やっぱり、このバラは断捨離できないと思います。
どんなに花もち悪くても、この完成された花姿と強香は捨てがたいし、耐病性と言い樹勢と言い、強健さにも申し分無し。
地植えで植替えを2回もしているのに、四半世紀元気です。
こんなに素晴らしいバラがなぜカタログ落ち?
今や、手放したら容易には入手できない品種。
植え場所を工夫して、持ち続けたいバラだと思います。