うちの庭ではこぼれ種で一年草が生えてくるということがほとんどありません。

たまにあるのはトレニアくらい。

トレニアは成長が速いので、夏の花期の間に種がこぼれて親株が元気なうちに株周りで増えてきますが、春咲きの植物で秋播きの種だと、まずこぼれ種の芽吹きを見ることはありません。


たぶん、マルチを厚く敷いているせい。

バラの株元の草取りをしやすいように、寒肥の最後に隅々まで厚く腐葉土を入れています。

以前は馬糞堆肥や牛糞堆肥を使いましたが、馬糞堆肥は高いし、牛糞堆肥は土に還りやすい。

腐葉土がコスパ的に使いやすく、今頃になっても土に還りません。


マルチしてると、雑草は生えてきますが、手を熊手のように広げて掻けばごっそり取れる。

草取りがすごくラクですが、代わりにこぼれ種の発芽も無くなります。



今年もこぼれ種は無いと思って苗の高いオルレアを蒔きましたが、苗まで育ったのが約半分。

これで足りますが、発芽にひと月もかかり、水切れしないように、毎日トレイを見なければなりませんでした。

苗が高いだけあるなと。



それが、今日、これを最後にと思って草取り始めた西南の花壇。

太陽光が西陽になったら、オルレアの苗が見えました。



去年は無かったので、7〜8月の草取りができなかったからだと思います。
最初見つけた数本は大事に植替えしましたが、奥の方を見たら、ごっそりと生えたこぼれ種の苗。
一面です。


このあと雑草を抜くときに何本か抜けてしまいましたが、これだけたくさんあったら惜しげもなく。
寒肥のときに気をつけなければいけませんが、種蒔き苗も25個あるので安心です。

バラの時期にオルレアが群生しているお庭を見かけますが、1ポット400円くらいするのにあんなにたくさんと思っていました。
こんなふうに大量発芽するなら、ああなるのも納得。



「ギーサヴォア」が開いてきましたが、今のところ他に蕾はありません。
コルデスのバラ同様、深く切ったせい?



同じように深切りしましたが、「ヘリテージ」は枝という枝全部に蕾。
既に咲いたステムも、枝先を切ったところに蕾が上がってきています。
本当によく咲くバラドキドキ


やっぱり、このバラは断捨離できないと思います。
どんなに花もち悪くても、この完成された花姿と強香は捨てがたいし、耐病性と言い樹勢と言い、強健さにも申し分無し。
地植えで植替えを2回もしているのに、四半世紀元気です。
こんなに素晴らしいバラがなぜカタログ落ち?
今や、手放したら容易には入手できない品種。
植え場所を工夫して、持ち続けたいバラだと思います。