昨日「おぎはら植物園」さんから届いた宿根草を開梱してみたら、これまででは一番小さかった。

元気がないのではなく、そろそろ成長が止まってきた感じです。

9月の下旬頃に注文した苗が、一番もりもりしていました。

先着のエキナセアやコレオプシスは、鉢増しした5号鉢で開花しています。





長野の圃場はもう寒いのかな。

昨日のは、1週間くらいの間に地植えできれば鉢増しの必要も無さそうなので、籾殻チャレンジのプランターをあけてみることに。



カルスNC-Rを使った籾殻チャレンジの初回から10日経ちました。

真夏に生ゴミ等のような分解しやすい有機物を使えば1週間でほぼ堆肥化することもあるようですが、今月に入って仕込んだので、微生物資材の適温15〜35℃を下回る日もあるほど。

ただでも籾殻は分解しにくい有機物の筆頭なので、様子見のつもりで掘ってみたら、色はそのままですが、形状はかなり潰れて、原型から変わっていました。




籾殻は水を含みにくいので、マルチのようにただ撒いただけなら形状を保ち、たった10日でこんなに潰れて土に馴染むことはありません。


籾殻チャレンジをやってみてからあれこれ検索して(←やる前に見るべき)、意外なほど正反対の記事を見つけました。
籾殻で土の再利用を試した方は、再生土に植えた植物が窒素飢餓で枯れてしまったとか。
一方で、微生物資材やヌカを入れずに自然に任せれば、絶対に窒素飢餓は起きないとの動画も。
籾殻は自然界では分解に時間がかかるので、3年経ってようやく分解し始めるのだそうです。
あまりにゆっくりなので窒素飢餓になることは無いと、自然薯栽培の実体験で紹介されていました。


私がカルスNC-Rで籾殻チャレンジしているのは、良い堆肥を自作したいからではなく、古土リサイクルが目的。
植物の育たない土になってしまうのでは、意味がありません。

カルスNC-Rを使って早く籾殻を分解したいなら、大事なのは窒素分の補給かな。
窒素飢餓を起こした方は硫安は入れていない様子。
私はリサール酵産の方からアドバイスのコメントを頂いて、花壇の方は規定量の硫安も入れました。
このあと花壇に植物を植える前にも、いつも使うマグァンプではなく有機肥料を入れるつもりで買ってあります。
窒素も多すぎると葉ばかりになりそうなので、ゆっくり効いてほしいです。



今日はプランターを1つあけて、駐車場脇の古い花壇に鋤き込みました。
昔、バラは全て地植えにしていた頃、植え場所に困ってこんなところまで。
結局はバラを抜いて、以来空いています。

30cm角のプランター1つ分の籾殻堆肥を2mちょっとのところに。
花壇の土自体も、まだ手で掘れる柔らかさでした。
このプランターの籾殻はアドバイスいただく前で硫安を入れておらず、窒素飢餓が心配なので、植えたのはうちの種まきっ子。
ムラサキハナナがポリポットで根詰まりしていたのを20株ほどと、ハナビシソウを残りスペースに。
どちらも苗の歩留まりが良かったので、ダメ元でも。


鋤き込んでも少し籾殻のあとが見えますが、マグァンプも普通に入れたので、何とか育って欲しいです。




明日は母の庭の土壌改良の最終作業。
籾殻チャレンジしなかったスペースに、例年通り腐葉土と牛糞堆肥を大量投入して、手入れ用の足場を敷きます。
1便で届いた宿根草を植込みしたら、籾殻チャレンジした花壇に、あちらもムラサキハナナ等を植える予定です。

これでうまくいけば、再生土をそのまま使うという夢のリサイクルができるようになります。
土をふるったり消毒したりせず、新たな赤玉土や腐葉土等の土壌改良資材も入れず、微生物資材と籾殻投入1週間で使えたら最高。