生涯一度だけ仔猫を保護したことがあります。
下校中の小学生たちが「死んでる?」と傘で突いていた仔猫の身体、埋めてやろうと古タオルを持って戻ったら息がありました。
獣医さんに連れて行って、猫用ミルクとシリンジをもらったけど、その晩に私の部屋で亡くなった。
最後にミーと驚くほど大きく鳴いて、挨拶して逝ったようでした。
前の晩は氷雨で、どんなに寒く怖かったか。
そんな思いをするために生まれてきたのかと、かわいそうでなりませんでした。
うちの近くの桜の根元に埋めてあります。
動物を捨てる人間は、どんな理由をつけようと許せない。
今、仔猫や仔犬を保護しちゃったら、間違いなく飼いたくなるでしょう。
サブリナがいなくなって、本当にさびしいから。
でも、生涯飼育できるかとなると、自分の年齢がネック。
健康に過ごせれば、犬でも15年以上、猫なら20年生きられる。
私の「健康寿命」がもちません。
出会いがありませんようにと思います。