以前から夕食メニューを考えるのが「嫌いな家事のトップスリー」に入っていた私。

毎朝「夜は何食べたい?」と夫に聞いて、「何でもいい」と言われるたびに「何でもいいというメニューは無いのよむかっ」と怒っていましたが、母の家に泊まり込んでいた10日間に夫がとんでもないことをしていました。


テニスに行くと昼食が遅くなって、夕食時にはよくお腹が空かないと言っていましたが、私がいないので昼食は更に遅くなり、それをよいことに毎日夕食抜きで過ごしていたんだそうです。

母の入居を終えて帰ってきた日には「夕食食べないことにしたから俺の分は要らない」と言われてびっくり。

メタボなのを気にしていて、「ダイエットになる」と言っていますが、まるまる抜くなんて良いわけがない。


軽めメニューにして、また食卓に座ってもらうようにしていますが、「軽く」と言われるとますます何作ってよいかわからなくて。

呑む人なら普通におかずを作って主食を抜く手もありますが、呑めないのでホントに困る。



シニアになってからのダイエットは危険だと言います。

バランス良く糖質や脂質だけ抜くのも難しいし、糖質も脂質も身体には必要。

脳の栄養は糖だけだし、脂質を減らした途端に便秘や肌荒れに悩まされる女性は多いようです。



母の体力が急激に衰えたのは、1つはお散歩しなくなったことですが、もう1つは朝晩の食事をちゃんと食べなくなったこと。

栄養が不足していたと思います。


泊まり込み中にお風呂の介助をして、母の太腿が以前の半分くらいまで痩せていてびっくりしました。

筋肉が落ちるときは、恐ろしいほどみるみる落ちるものです。

先日の転倒はたぶんこのせいだし、筋肉が免疫力を上げるというので、感染症にかかりやすくなったのもこのせい。

私が泊まり込んだ間にはだんだんに食が進むようになりました。

3食きれいに盛り付けてくれるホームの食卓で、体力回復してほしいものです。



母の入居が済んで、次は自分達のこと。

寿命はまだまだありそうですが、「健康寿命」をどれだけ保てるかはこれからの過ごし方次第。

母のことで「行く道」を見た気がします。

長生きしなくて良いので、健康寿命は1日も長く。