ドイツコルデス社のバラは丈夫ということで「バラの家」実店舗のスタッフさんオススメ。

病害虫に強い品種が多いだけでなく、蒸し暑い日本の気候にも。

北海に面した地域もあるドイツなので凍てつく寒さは強いと想像できますが、寒さに強いバラは暑さにも強いんだそうです。


ということで、一昨年庭の改造をした際、南西の花壇にはコルデスのバラを中心に植えました。

かつてイングリッシュローズを植えていたエリアですが、直射の西日こそ当たらないものの、真昼の真上からの直射日光で毎朝水遣りしても午後には地割れするほど乾く場所。

ラティス沿いで株元が日陰になる場所以外では何本も枯らした難所です。


でも、さすがのコルデス。

去年の夏を越えて、メルヘンツァウバーもグレーテルも今年はすごい繁り方。

木立エリアでもう1本あるプリンセスヴェールも至って元気です。






さらにすごいなと思うのはツル品種の優秀さ。

マリーヘンリエッテとクリスティアーナを大苗1年目にいきなり地植えしましたが、出たシュートはどれも大人の親指以上の太さで、特にマリーヘンリエッテの方は10本以上出ました。

とても曲げきらなく、段差剪定するにも太枝を切り落として樹勢が落ちたら…の不安もあって、アーチ部分はほぼ直立で誘引しています。


その結果がこちら。







わかりにくいかもしれませんが、直立の枝からも蕾のついたステムがたくさん。

自分の枝の陰でもブラインドはほとんどありません。


直立でもほぼ芽ごとにステムが上がるという点とステムの短さからすると、家ではクリスティアーナの方がよりアーチ向き。

花もニュアンスのある白系で、好きな人は多そうです。

よく伸びシュートの数が多いので、1本で広い壁面を埋めるならマリーヘンリエッテ。

早咲きで香りも濃厚です。


ロサオリのマイローズを買いそこねて何となく買ってしまったフロレンティーナも、12号の鉢で蕾を付けています。





土替えの際、どうにも10号鉢から抜けなくて30センチくらいまで切り詰めてしまいましたが、各シュートの上の芽3つくらいずつステムが出ています。

この春は木立で楽しめます。

ツル品種だけど、モダンシュラブと同じように考えて良いのかも。

シュラブは大きく伸びる木立と考える…は木村卓功さんが書かれていたことですが、ツルも同じ?

老木になって毎年切り詰めたらもたないかもしれませんが、大きくしたくないなら自己責任で切っても良いかも。



本日イチのバラ。

ホットココア。

2年前の5月に「伊奈バラ園」で見て一目惚れ。





弟を見送って、ようやく母も花を見る気持ちのゆとりが戻ってきた頃でした。

超多忙な1年を超えてうちの庭のバラもボロボロでしたが、またバラ仕事をしたくなり、庭再生の最初に買ったバラです。