先週の水曜日の母の整形受診は、骨密度測定でした。
ここ数年、半年毎にやっている検査ですが、今回は先生もびっくり。
目覚ましい改善だったんだそうです。

元々、大腿骨の骨密度は良好でしたが、前回まで、腰椎の方が「若年の正常値」の下限ぎりぎり。
腰痛の原因だったかと思いますが、それが、余裕の「正常値」に。
もう圧迫骨折の危険性は無く、骨粗鬆症予防の薬も不要です。


高齢なのに、服薬がいらないレベルまで改善するケースは、本当に少ないようです。
気難しい先生が手放しで褒めてくれました。

本人は「牛乳を変えたからかしら?」と言っていました。

確かに、普通の成分無調整牛乳から「すっきりCa鉄」という乳飲料に変えたのは春ですが、これが原因じゃないと思います。


肩のリハビリが3か月ほど経過した頃、ようやく運動の必要性を自覚し始め、課せられた緩い筋トレを自宅でしていましたが、ほかにも自発的に朝の散歩を日課にしたのが9月です。

お散歩を始めて4か月半になりますが、埼玉の気候は「日本一雨降りが少ない」というほど雨が降らないので、「4日しかお休みしていない」んだそうです。

でも、一番肝心なのは続けようという本人の意志です。

怠け心があったら、なかなか毎日は歩けません。

私だって、サブリナがいなければ、毎日のお散歩はとうてい無理。

筋トレはごく簡単なものを教えてもなかなか続かないようですが、もともとトレッキングが趣味だった人なので、歩くことは楽しんで続けられています。

お正月にお寺と神社をハシゴでお参りするのに、40分ほど一緒に歩きました。

歩幅が広くなって、私がさほどゆっくりを意識しなくてもついてこれるほどの脚力でした。

今の数値なら、骨粗鬆予防の薬は完全に止めてしまって構わないんだそうです。

肩の痛みどめのロキソニンも前回終了になっていて、いきなり何もなくなることを母が心配するので、「一番マイルドなビタミン剤を出します」ということになりましたが、服薬をやめられるほど良くなるって、たいしたもんだと思います。


骨の材料をいくら食べたり飲んだりしても、体の中で組み立てなければそのまま出て行ってしまうだけ。

いくつになっても、やはり運動が一番です。