今日は約1ヶ月ぶりに夫に会いました。

リハブに行く数日前に家を出てもらい実家に帰った夫ですが、その時に言ったことちゃんと覚えていてくれました。

  • リハブからこの家に直接帰らず、しばらく実家にいて欲しい。
  • もしくはリハブ退所後はどこかのカフェで会いたい。

すぐに一緒に住み始めることが出来ないと感じるほど私が疲弊していたんですね。

 

夫の病気の症状は決してかわいいものとは言えませんが、いつでもその根底に「申し訳ない」という罪悪みたいなものを感じるのです。そのためか、酩酊時でもどんな時でも最終的には私の状況や希望を優先してくれます。

  • 距離が必要なので実家に帰って欲しい旨を説明すれば、理解して実家に帰ってくれる。
  • 家にゲストを呼ぶ必要があるので(酩酊して)家にいて欲しくないことを伝えると家を空けてくれる。
  • 話し合いが必要な場面では「○日に話し合いたいからシラフでいるように」とメモを残すとその通りにしてくれる。
  • 私のお金の使い方に口を出さず好きなようにさせてくれる(今の状況に罪悪感を感じているせいか、私の精神が楽になるためには何でもやらせてくれる)
  • どんなに酩酊していても浪費することはない。基本倹約家。
  • 酩酊時の怒りのはけ口(暴言)は私のいない部屋で。聞こえてるけどさ...
  • 第三者(カウンセラーや義両親)へは私の悪口は言わず自分が悪いことを伝えている。

依存症の症状はあっても夫の場合これらの態度が基礎としてあるため「酒を飲む」以外のことは何とか言うことを聞いてくれる人であったことは不幸中の幸いだったと思います。

 

今回もリハブ直前に伝えていたことを覚えていてくれて、まずは退院すると実家に帰り翌日に私に電話をかけてきました。

 

「モモがもし良ければ僕が数時間アパートに寄るかカフェで少しお話しよう」と。

 

覚えててくれて嬉しかった。

私の発言をリスペクトしてくれているということ。

 

夫が目を通さなければいけない夫宛の書類が沢山あるので、アパートに来てもらいました。

 

お久しぶりの再会。

家を出てもらう前日までベッドルームで潰れていたので、こんなに新品ピッカピカの状態を見るのは1ヶ月半ぶりとかかな。

 

今回の3週間のリハブは、前に行った1週間のリハブと何もかも違ったみたいです。

 

同じ施設に行ったのですが、用意されたプログラムはもちろん居住する建物も違ったようでとても厳しかったそうです。

 

夫の場合、最初の5日間はデトックス

ここで体内からアルコールを抜いていきます。離脱症状があるため3〜4時間ごとに医療関係者によるチェックあり。

 

デトックスを終えてからリハブにて各種ワークショップを受講したりセラピーを受けたり12ステップミーティングに出席したりしたそうです。

 

3週間プログラムの施設は軍のブートキャンプの様で監視カメラが至るところにあり、食事も管理され、外部との連絡は1週間に2回、その1回は5分限定だったそうです。

 

施設の8割がヘロインやオピオイド系鎮痛剤等の薬物依存有りの人たち。2割がアルコール依存のみの人たち。男女の割合、男6割女4割。

 

医師から処方される薬物での依存症に苦しむ人たちが今はとても多いそうです。調べてみたらBBCの記事でこんなものがありました。

トランプ米大統領、鎮痛剤の乱用「国家的な不名誉」

それほど簡単に鎮痛剤がポイポイ処方されてしまっているのですね。

 

夫と一緒にランチに出かけ、その後は夫はセラピストとのセッションとAA、私はボランティアの予定があったので、たった2時間くらいしかゆっくり話せなかったのですが

 

このたった2時間の間に夫が話す内容全てが私にとっても興味深くて、もっともっと話しをこれから聞いていきたいです。

 

「モモは共依存だったね。そして自分も共依存だってことに気づいたよ」

 

まさか夫の口から「共依存」なんて言葉が出てくるなんてね(ノ゚ο゚)ノ

 

「えっ!私やっぱり共依存だった?そう思った?どこらへんが?」

 

知ってるけれども夫が何を勉強してきてそう思ったのか知りたくてとても食いついてしまいました(笑)その他にも...

 

「ずっと否認状態でいたわけだけれども、否認にも何段階もあるんだって

 

最初の否認は、自分はアルコール依存症じゃない!というよくある否認だよね。

 

それから自分がアルコール依存症だということを認めても、自分は今までだって全て自分で何もかもやってきたんだ。だからこの病気に対しても(断酒を)自分でできる!

 

そうやってさらに否認していたんだね。自分だけではどうにもならないこと。それを知ったんだ。」

 

そう説明してくれました。

 

そうなの、そうなの。

夫は自分はアルコール依存症だということを認めていたけれども、そこからがまた長かった。認めているのにスムーズに回復に進まないので、何なのか訳わからない状態で苦しかった。一般的な否認が終わっているようで、終わっていないことがとても難しかった。

まだ「自分はアルコール依存症じゃない!」と一番簡単な否認をしてくれていた方が家族としてどれだけ「あっそ」と簡単に放置することが出来たかと辛かったのです。

 

「自分はアルコール依存症で問題がある。回復したい。」

こう言いながら回復に進まない期間は苦しかったけれど、夫としては

「自分で回復する!自分で断酒する!」と躍起になっていたんだね。そしてそれが否認だったと改めて振り返っていました。

 

そこからさらに進むと別の「否認」があるらしく、それは改めて記事にしたいと思います。

 

ワークショップの資料・勉強ノート・日記

もし見たかったら見ていいよ、と全て渡してくれました。

 

夫が教えてくれる全てが私にとっても新鮮で興味深く、知らないことも沢山あり全てが勉強で、これから少しずつですが記事にしていこうと思います。

 

「今こうやって僕とモモが距離を取ることは共依存を回復させて行く上でもとても必要なプロセスなんだって。会えて嬉しかった。会ってくれてありがとう。」

 

そうリハブ中に学んだらしく夫は実家に帰っていきました。

 

夫のとったノートなど見て

「へぇ〜」と感心して学んでいます。

それに日記の中には涙が目に溜まることも。

 

ちょっとずつ書いていきますね。

 

夫さん

3週間のリハブお疲れ様でした。

良い再会でした。

 

***

 

AAのコインもらったんだって。

車のキーチェーンにつけてます。

30日後、90日後、定期的にAAでまたもらえるんだって。

このお祈りは本当に偉大ですね。